後半に入り良型サイズも混ざり「秋の数釣りシーズン」と言う感じになって来た。春頃の「大型狙い」と秋の「数釣り」。手軽でシンプルなタックルで狙えるのは最高だ。今回初チャレンジの知人も「このタックルでマダイが釣れるんだから楽し過ぎます」とお気に入りの釣りに。慣れて来ると次々にヒットさせて楽しそうであった。再び左舷大ドモでビッグファイト。またまたヒラマサがネットに収まった。細い竿、道糸、先糸、リールのバランスが完成されている証拠で無理せずやり取りして魚と対峙する基本が詰まっている釣りだ。最後に記者は「ワインド釣法」でマダイを狙ってみた。道糸やリーダーは同じ号数で対応。実はマダイに対して思いのほか効果があり、試して見たかったアイテムだ。キャストして着底。タナを切り底から2m付近でアクションさせる。するとすぐにアタリがあった。一投目から好反応だ。そのまま船下まで誘うとヒット!いい感じだ。引きも強く「一投目からよいサイズのマダイか!?」と思ったら赤く細長い魚体が見えた。「ええっ、噓でしょ!?」。釣れた魚の正体はなんと「アカヤガラ」。あの長い口でワインドのアクションにヒットするとは…。船上の皆さんも「これどうやって撮影したらいいの?」と爆笑。思いのほか、皆さん興味津々だ。知人によると「これ最高に美味しいですよ」とのこと。この後もマダイのアタリは続き、午前11時に沖上がりの時間を迎えた。一つテンヤはお手軽かつ、マダイ以外にも様々なゲストフィッシュが狙えるのも魅力のひとつ。また、『新幸丸』はマダイ釣りを専門として、4代続く老舗船宿。豊富な知識ときめ細やかなサービス、整った設備はビギナーやファミリーでも安心!いい時期に、いい釣りを満喫していただきたい!