かくして、飯岡沖の10~25m前後を攻略したこの日。38号船の竿頭はヒラメ11枚を釣った茅根さん。ツ抜けは船中3名でオデコなし。みなさん重たいクーラーを手に笑顔の帰港となった。ヒラメ釣りの難関の一つに「5枚おろし」がある。幸丸には沖上がりまでに船長に申告すれば、1尾につき500円で捌いてくれる「さばきサービス」がある。エンガワも美しく取れ、刺身・ムニエル・潮汁にフライと調理の幅が広がるため、料理に不慣れな釣り人にも心強い。数も型も期待できる飯岡沖の寒ビラメ。この日は出なかった4kg以上の良型も取材後にはコンスタントに上がっているので、これからヒラメにチャレンジしたいビギナーの方々はもちろん、腕に覚えのある大物狙いのヒラメ釣師にも強くお薦めしたい、この冬イチオシの好ターゲットだ。