興奮冷めやらぬまま、私たちも竿を出すことに。アジングロッドを携え堤防探索へと向かう。ここで又しても驚きの光景に遭遇することに!堤防の内側を歩いていると無数の魚の姿を発見したかと思えば、もう湾内どこを見ても表層から底まで魚、魚、魚!とりあえず目視でわかる魚種はアジだろう。おじさまが言っていたように、確かに小ぶりな魚体が多かったがとにかくその数たるや…!串本の海はどれだけ私たちを驚かせてくれるのだろうか!?すぐさま0.8gのジグヘッドに小さめのワームを装着し、キャストを開始。するとワームがフォールした瞬間、見えているアジ…ではなく黒い魚体が海底から湧いて出てきたのだ!しかも、もの凄い勢いでルアーにまっしぐら。そのままヒットさせることができたのだが何やら見覚えのある柄の魚…。な、なんと「クエ」ではないか!小さな個体ではあったが間違いないだろう!あの無数のアジにの群れ、その先に見えた黒い魚体はすべてクエだったのだ!初めて釣ったクエに歓喜したのだが、その後はクエの活性が高すぎてワームがアジまで届かない状況に…(笑)。チビクエの猛攻に悩まされることとなってしまった。と言うことで、ジグヘッドを少し重たいものにして、ワームもサイズアップ!さあ、これでどうだ!?すると、初めてアジのバイトを感じることができた。しかし乗らない。くう~!もどかしいが、これがアジングというもの。反応を示すが中々フッキングまで至らない。へこたれずにジグヘッド&ワームチェンジを繰り返しラン&ガンしていると、歓喜する若者たちの声が聞こえてきた。近寄ってみると50cmオーバーのヒラスズキが釣り上げられていた。「急に竿が引き込まれびっくりした~」と笑顔あふれる若人たち!ここで、ふと自分の足下を眺めると良型クエの姿が…!40cmオーバーはありそうだ!しかしながら、狙ってはみたものの先程のチビクエとは異なりワームなんぞには見向きもせず。悠々と深みへと姿を消してしまった。続いて姿を現したのは“デカ”ウマズラハギ!「デカ~!」と、思わず声が出てしまったほどの大きさ。その後ろには何やら大きな“木の枝”のようなものが着いているが、よ~く見ると、なんとアカヤガラ!これもデカい。このヤガラちゃんは「のそっ」とワームに喰い付いてきたものの残念ながらアジングロッドでは上げることができなかった。 「本当にこの海はどーなってんだ~!」。この魚種の多さは、正に天然の水族館といったところ。眺めているだけでも飽きることがない。 釣り場でのヒアリングでは、ここ最近の寒波により水温が低下。それに伴い魚の活性も下がったと皆口々に言っていたが、お昼近くになると心なしか活性が上昇。相変わらずチビクエの猛攻を避けるのに一苦労ではあったが、良型のカサゴにアジ、初めて見るユカタハタなどを釣りあげることができたのであった!終始何かしら魚からの反応のある時間が続いた串本の海。初めて釣ったクエ、足下を泳ぐブリにシマアジ、ヤガラ…私の釣り人生での「初めて」が目まぐるしく訪れ、とにかく驚きの連続であった。 感動さえ覚える串本の海の豊かなこと!紀伊半島の先端、アクセスには多少苦労するかもしれないが、行く価値は大いにアリ!初心者から上級者まで、どんな釣り人をも魅了するここ串本には心震える釣り時間に満ち溢れていた。