2日目に降りたのは、大型グレの実績が高い名礁『センスイカン』。ここは東磯特有の“朝一の逆光”が大きな壁となり、ウキの視認性が極めて悪い。しかし田中氏は、仕掛けを張りすぎず、ラインのわずかな変化に集中するスタイルでアタリを読み取っていく。これはまさに上級者が見せる“感覚の釣り”だ。この日は喰い渋りはそこまで感じられず、「魚を獲る」ことを優先してハリスを気持ち太めにセット。掛けた魚を確実に取り込むため、攻めの姿勢へとシフトする。そしてここから、田中氏の本領発揮。怒涛の連発劇がスタート!小さな違和感を逃さず、潮の変化を読み切り、パターンを完全に掴んでからの爆発力は、まさにグレマスターズV8の貫禄そのもの。絶好調の鶴見エリア──しかしそれを最大限に引き出す技術を持つのが田中貴である。