この日は天候も不順で、雲の流れ次第で雨が降ったり止んだり。魚の機嫌もそれに左右されてか、途中からはあれほどアタっていた“ゲスト”も釣れなくなった。しかし、ここで“腕の差”を俄然見せつけたのが左舷大ドモに座る佐藤博貴さん。シーズン中は足しげく『仁徳丸』に通うベテラン。途中から怒涛の連続ヒットを重ねた。一人でアタリを連発させるのにはやはり訳がある。頻繁に、しかもゆっくり丁寧に手持ちで誘いを続けていた。そして午前10時に43cmの良型を釣り上げた。この後も佐藤さんは“孤軍奮闘”で、終わってみれば圧巻の7匹のアカムツを釣り上げていた。重要なのは根気良く誘い続けることこの日は、全体的にはあまり食いがいい一日ではなかったが、その中でも手持ちで根気強く誘いを続けるかどうかで釣果に差が出た。“赤いダイヤ”とも言われるアカムツ。『仁徳丸』では、11月まで浅場でアカムツを楽しむことが出来る。比較的ハードルが低いこの時期に是非チャレンジしてみては如何だろう。