午後5時前。あたりはすっかり暗くなってきた。ここで私も竿を出してみた。初めてのティップランという事で、竿先を注視したいのに暗くて見えない…なんとも…ここで周りに突然の変化が。船長の目論見的中だ。船中でアタリが頻発し始めた。折角竿を出したのに、撮影でエギを下ろしている暇がなくなって来た。さすがは時合。終日コンスタントにアタリを取っていた菅野さんに至っては怒涛の連発で、終わってみれば計8杯。沖上がりまでの1時間は、まさにゴールデンタイムと呼ぶにふさわしかった。しかし、それでも船長としてはかなり物足りなさそうだった。個人的にも初めてのティップランは、テクニカルな釣りっぽいなと言う事はわかったが、それ以上を確かめるほど釣りが出来なかったのが心残り。近いうちの再戦を心に決めてこの日は竿を納めた。