左舷では仲間7人が並び、一つテンヤは初めてと言う早川泰正さん(台東区)、その隣の上田和伸さん(葛飾区)らも小振りながら“本命”を釣り上げ、ダイレクトな引き込みに興奮気味。コマセマダイによく行っているという大澤昌弘さんも600g級を釣り上げた。野口さんが「根掛かりしてばかりでテンヤがなくなって来た」とぼやく。私も根掛かりでテンヤを1つ取られた。沖上がりが近づいた11時前、私の竿先にツンとアタリ。すかさず合わせるとグイグイと小気味よい三段引き。上がって来たのは1kgオーバーの良型。「これです、これです」一つテンヤの醍醐味は。ここで納竿の時間となった。トップはなんと20匹!!帰港時、釣果を聞いて回ると型は300gから1.2kgだったが、船中万遍なくアタリがあり、スソ(最低)でも3匹。トップは何と大島匠さんが20匹をクーラーに収めていた。「これから水深20m前後まで落ちて行きますが、その分良型が交じって来ますよ。テンヤも8号位まで用意してほしいですね、潮に濁りがあればいい釣りが出来ますよ」と船長。“正月用のタイ”を自前で揃えては!?