取材をした1月4日は、竿頭が2匹で船中4匹と非常に難しい釣りとなった。ところが、船を降りる釣り人に悲壮感がないのは、それぞれにベストを尽くしたからだろうか。「この時期はみんな苦労してる」と語る、第八弁天丸の本田和芳船長。「潮が流れないとどうしても難しくなる。今後澄んだ潮が入ったり、トロッとでも流れてくれれば期待できる」とのことだ。この日も魚群探知機を見せて貰うと、良い反応はあるが、潮が気に入らないのか口を使うタイミングは限られていた。“良い潮の日に当たる”には足繁く通うしか術はない。かくして2017年も、釣果情報から目が離せない日々が続きそうだ。