ピンチから一転、2~3.8kgを0~5匹という釣果で幕を閉じたこの日の釣り。福田稔船長にこの釣りのコツを尋ねると「まずはタナ取りですね。小まめに底立ちを取って、ベストのタナを繊細に取り続けることが大切」とのこと。「シケや寒暖の間隔が狭くて今は魚が落ち着かない。ナギが続けば期待できると思います」と楽しみな展望を聴かせてくれた。上乗りの斉藤さんは投入の準備が間に合わなそうだと、そっと手伝ってくれたり、元釣りガールの女将さんや常連の皆さんも非常に親切で、私のような深場釣りビギナーにも大変心強い銚子外川港『福田丸』。「メヌケはこれからが本番になります、是非いらいして下さい」。そう語る船長の言葉には、この海を知る人の確信と信念が感じられた。