そして冬の午後というような太陽、「そろそろ終わる頃だろう」と思っていた矢先、皆で何やら相談していた。すると船長が「時間に余裕があれば帰りながらランガンスタイルで延長戦をしますけど、どうですか?」。全員が即OK!ここでは、この日に限らず“満場一致”であれば“延長戦”は可能だという。逆に天候急変での早上がりも“満場一致”なら行うそうだ。要は釣り人が良ければ「融通を利かせてます。私も釣り人ですから」と船長。『また乗りたくなる遊漁船!』をスローガンにしているのも納得だ。さらにはハンデキャップをお持ちの人への乗船も積極的にアピールしている。これは船長がヨットマン時代に”ブラインドセーリング”というものを知った事から来ているようだ。延長戦の行方だが…小豆島南岸を下津井沖辺りまで回ったが、魚探反応は薄く、数ヶ所を一流し、二流し程度で回ったものの、釣果には恵まれなかった。しかし、ここまでしてもらうと悔いはない。Xデーは近い!この“マダイサビキ”、何と言ってもマダイの“連掛け”が醍醐味だが、Xデーと呼ばれる大爆釣の日があるという。時には、良型マダイが3連にスズキが“連”で掛かって凄いことになるという。そこまではなくとも、良型マダイの鈴鳴りも珍しくないのが小豆島の“マダイサビキ”だ。この記事が出る頃には一気に釣果が上向いてきているかもしれない。レンタルタックルや仕掛けも充実、手ぶらで出掛けてもOKだ。また少人数での乗り合いが可能な『凱丸』。少人数ゆえに周りに気遣いすることも無く、親子やご夫婦、カップルでのデート感覚な乗船はもちろん、女性2、3人のグループでも安心だ。さらには小規模(5、6人)でも”仕立て”られるのも『凱丸』ならでは。気兼ねなく釣りが出来、素晴らしい瀬戸内のロケーションも堪能出来ること請け合いだ。