終盤、大原沖の8mダチへ移動すると、「あと30分で上がります」と船長。投入して間もなく依田さんに、宮本さんに、続いてミヨシでとアタリ。「こんなに浅いところで」と思うような水深で500gから1kg弱が取り込まれた。右舷でもトモで、胴の間の私のところで、そしてミヨシで、全員にアタリ。引きを楽しみながら取り込んだ。〆は石井さん、最後に竿が大きく弧を描く「スワ、大型か?」。皆の目が竿先に集中、大地若船長もタモを持って控える。強い引っ込みを躱して上がってきたのは黒い魚体、何とゲストは私も初めてご対面のでっぷり太った顎に髭があるヒゲタイだった。一つテンヤのポイントはテンヤやカブラは底ダチが取れることが第一、底ダチが取れればなるべく軽いものを。因みに当日は3号から6号を使用。エビの装着は真っ直ぐになるように刺す。釣り場で投入の合図があったら素早く投入し、自分の餌を魚にアピールする。落とし込み(フォール)でアタリが出ることが多いので注意。リールのドラグは〆過ぎないこと。緩すぎてもダメ、力強く糸を引っ張り、スプールが逆転するくらいに(船上で大地若船長に聞くと調整してくれます)。そしてハリ掛りをよくするためにはテンヤでもタイラバでもハリ先は爪に立てて引っかかるくらい研いでおくこと(勿論、親バリ、孫バリも)、もう一つ、道糸や先糸(リーダー)のキズや傷みに注意、傷みを見つけたら交換、トラブルで泣くことが無いように、これがポイントですよ。