湾奥のコワリではコンスタントにカマスが釣れた。カマスは密度の高い群れとなって泳いでいる為、魚探反応のメリハリも凄い。松葉さんは反応がなくなるとサビキ仕掛けを上げ、カマスの回遊を待った。そして並行していたノマセ釣りの方だが、それらしき反応が1回あった。しかし、反応があったのはサビキ仕掛けの方。すぐにスッポ抜けてしまった。時計を見れば11時50分、「1度戻りましょう」と松葉さん。トイレを済ませ、食事をしてリセット。こんなことができるのも、手軽なボート釣りならではだ。再び出船、湾奥でカマスをメインに釣る。ノマセの方はタナを底付近から上層付近(海面から5m前後)に変更。スズキをターゲットとした。カマスは群れが回って来る度に釣れるのだが、ノマセの方は無反応。そして、ボートの終了時刻の午後2時を迎えた。そして延長戦!しかし、帰り支度をしない松葉さん。「今から暫くコワリ付近をドテラで流し、“入場ゲート”で夕方のワンチャンスを狙います!」。船長の許可を得てカセの終了時刻となる5時頃まで特別に延長させてもらった。しかし、この日は直近の寒波の影響がモロに出たのか、最後まで何も無く終了してしまった。「これだけやってダメだったので納得です」と松葉さん。ノマセの方は海水温が安定すればアタリの数も増えるとの事。そして、厳寒のこの時期でものんびり釣りながら好釣果が期待出来るカマスは、安定の一言。例年、桜の便りが聞こえ出す3月下旬まで狙える。防寒対策を万全にして、サビキカマス&カマスのノマセ釣りを体験してみては如何だろうか。