「来ましたよ!」。まさかの連続ヒット。小気味良い湾フグの引き。産卵を控えた良型が今までの沈黙が嘘だったかのように掛かる。圧巻は左舷トモ(船尾)の松田正樹さん。怒涛の6連荘で、それまで船中で“ツ抜け”がやっとと言う状況下でまさかのトップ10匹を達成。船中でもこの流しで20匹近くが上がった。それでも今シーズン最低と言う不名誉な記録を達成した取材となってしまったが、終わり良ければ全て良し!確かな手ごたえを感じることが出来たし、最後までだれ一人諦めることなく釣りを続けた事へのご褒美なのかもしれない。「白子祭り」のうちに是非1回初の「湾フグ」を楽しみにしていたが、自分では竿を出すことが出来なかった。しかし、近くで見ていて、「湾フグ」の奥深いテクニカルな釣法は十分に分かった。嵌る人が多いのも頷ける。何より健太郎船長自らがその虜になっているのも分かった。次回こそは実際にやってみたい。絶品の白子を楽しめるうちに是非とも再訪だ。