朝のうちは忙しく、時間はアッという間に流れていった。暫くすると魚の朝食タイムが終わったのか?船上も落ち着きを取り戻した。船長は引き続き魚の群れの頭に船をつけるが、中々口を使わなくなって来た。中盤からは本ガツオは全く口を使わなくなり、キハダ狙いに転向。左舷ミヨシ(船首)で竿先がガクンと引き込まれた。「キハダだ!」。一気に響くドラグ音と共にプツーンと糸切れ。それも仕方ない。本ガツオメインで狙っていた“細糸”では対応出来ない。この群れをキハダと読んだ船長が、「仕掛けをマグロ用にしてー」と言った直後だけに悔やまれる。いよいよコマセに口を使い始めた!キハダとの格闘中を示す船に灯される回転灯。他船では何回かこのライトが点滅しているのを確認出来た。瞬殺だったが1回はキハダらしきアタリもあった。普段見慣れぬオキアミに戸惑うのか?イワシやシラスを追いかけているキハダ&本ガツオがオキアミに口を使い始めるのに例年時間がかかる。残念ながらこの日はキハダは上がらなかったが、どうやらコマセに口を使い始めたようだ。いよいよキハダ&本ガツオシーズンが本格化。今年も昨年の“キハダフィーバー”再燃を期待したい。