二宮丸・神奈川県三浦半島宮川港

2018.9.1号

相模湾の熱い夏が開幕!キハダ&本ガツオが高活性!

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今年も相模湾にキハダ&本ガツオがやって来た!黒潮と共に相模湾に入り、釣り人を虜にする。昨シーズンは空前のキハダブームに沸いた。今年は8月1日のコマセ釣り解禁から本ガツオは好調なスタートを切ったが、キハダはイマイチの状況。しかし、ここに来てコマセに慣れてきたキハダがポツポツと上がり始めたとの知らせ。待ちに待った季節の到来だ!神奈川県・三崎宮川港『二宮丸』へ、お盆の真っただ中の13日に出掛けた。

早くも26kg&22kgのキハダをゲット!

「第5二宮丸」

『二宮丸』は、相模湾の中でも最もキハダ&本ガツオ釣りに精通した船宿の一つ。今年のスタートはどうなのか?宮川剛船長の話では「コマセ釣りはカツオが早くも好調。キハダはまだオキアミには口を使っていないけど、7月にはルアーとイワシのフカセで26kgと22kgのキハダを取っているし、魚影は濃いよ。今年もそろそろ爆発するんじゃない」との期待を持たせる話。

息子の和摩船長の新船「第8二宮丸」も予約可能
このコンビニの前の坂を下ると港
この坂です

仕立船ならではの旬の釣法が可能

港の入り口

『二宮丸』はコマセ釣り、イワシのフカセ釣り、ルアー釣りと様々な釣り方で釣らせてくれる。その時期に応じて一番の当たり釣法を提案してくれるので船長に相談した方がいい。基本は仕立船なので同じ船で状況に応じた複数の釣り方も可能だ。出掛けた13日は、会社の釣り好きが集まった6人のグループが乗船。毎年キハダ&本ガツオ釣りは欠かせぬ定番だそうで、この日はコマセ釣りに終日集中しての釣行となった。

船の目の前に駐車
2本の風車が目印になります
この橋の下がちょうど港の位置になる

まずは鳥山を探してクルージング

仕掛け図

キハダ&本ガツオの2魚種を同時に狙う釣り。どちらもタックルは同じ。ロッドは2m前後のパワーのあるマグロ専門竿が好ましい。リールは大型のパワーのある電動リール。『シマノ』なら最低3000番以上。大きなキハダだと300m近く走ることもあるので、道糸にはPE8号を最低でも300m以上は巻いておきたい。走られて糸が足りずにゲームオーバーは避けたい。仕掛けは専門で狙うなら少し異なる。キハダを狙うならハリス18~24号を4.5~6m。本ガツオを狙うならハリスを細くして12~14号を2~3m。

マグロ用のカスタムロッドが映える。大型電動リール
コマセを80号のビシカゴに入れて撒く
強烈な引きに手袋や指サックは必須

上を本ガツオ、下をキハダが泳ぐ“混成チーム”

城ヶ島大橋をくぐって西に向かう

釣り方は一般的なコマセ釣りと同様。指示ダナからハリス分落としてコマセを撒いて指示ダナ待機。但し、この釣りの場合は、魚の進む方向を読んで魚が船下に入るのを待っているので投入直後にコマセをドカ撒きしなくてもいい。基本的にはキハダと本ガツオは“混成”で泳いでいるが、一般的には上目を本ガツオ、下目をキハダなので、ハリスの長さでどちらを狙うかをある程度調整出来る。

相模湾の大海原で鳥山を探す
一斉に魚の群れを追いかける
相模湾に出来るマグロ大船団

相模湾の一角が熱気に溢れる

オキアミ抱き合わせ。特選オキアミを使う人も

鳥山が見つかれば、後は『二宮丸』で昨年から導入したソナーが役に立つ。魚の進行方向をソナーで確認して先を読んで船をつける。午前6時50分。相模湾内の1か所に多くの船が集まる異様な光景。魚を追いかけて黒煙を上げてスタート&ストップを繰り返す。午前7時の投入の合図と同時に鳴り響く船長の「始めてー!30mね!」の声。必要最低限の言葉といつもより甲高い声が海中の状況を物語る。朝イチから船上は“戦場”に変わった。

ソナーで魚の群れを発見。動きを把握
朝の第1投から“本命”
美味しそうな本ガツオです

開始第1投から“本命”

3匹同時ヒット

開始して指示ダナに仕掛けを馴染ませた直後。右舷胴の間(中央)の竿が小刻みに叩かれる。ビビビビッと叩く様は本ガツオ特有のアタリ。早くも1匹目の本ガツオが上がった。スピードの速い魚だけに群れはアッという間に船下を通過してしまう。取り込まれたことを確認するとすぐに移動。魚が船下を通過すれば確実に食う。どこに向かうかは船長と魚の読み合戦。少しでも外れるとその流しは魚が釣れずに仕掛けをすぐ上げる。実に慌ただしく時が過ぎる。次の流しは当たった!船中3人に同時ヒット。最大で3.5kg。

この日2匹目
こちらも2匹目
新鮮な本ガツオはきれい

キハダのアタリあるも瞬殺…

後半はキハダのヒットを待つ

朝のうちは忙しく、時間はアッという間に流れていった。暫くすると魚の朝食タイムが終わったのか?船上も落ち着きを取り戻した。船長は引き続き魚の群れの頭に船をつけるが、中々口を使わなくなって来た。中盤からは本ガツオは全く口を使わなくなり、キハダ狙いに転向。左舷ミヨシ(船首)で竿先がガクンと引き込まれた。「キハダだ!」。一気に響くドラグ音と共にプツーンと糸切れ。それも仕方ない。本ガツオメインで狙っていた“細糸”では対応出来ない。この群れをキハダと読んだ船長が、「仕掛けをマグロ用にしてー」と言った直後だけに悔やまれる。

新鮮な本ガツオのみが発する青い色彩
キハダ&本ガツオならお任せあれ!宮川剛船長
のどかな三浦の田園風景

いよいよコマセに口を使い始めた!

キハダとの格闘中を示す船に灯される回転灯。他船では何回かこのライトが点滅しているのを確認出来た。瞬殺だったが1回はキハダらしきアタリもあった。普段見慣れぬオキアミに戸惑うのか?イワシやシラスを追いかけているキハダ&本ガツオがオキアミに口を使い始めるのに例年時間がかかる。残念ながらこの日はキハダは上がらなかったが、どうやらコマセに口を使い始めたようだ。いよいよキハダ&本ガツオシーズンが本格化。今年も昨年の“キハダフィーバー”再燃を期待したい。

(釣りビジョンAPC・丸岡直樹)

今回利用した釣船
神奈川県宮川港『二宮丸』
〒238-0231神奈川県三浦市宮川町17-3
TEL:090-8813-6049
定休日:なし
詳細情報(釣りビジョン)
二宮丸ホームページ
出船データ
キハダ・本ガツオ仕立船(コマセ・ルアー・イワシフカセ)
(平日は予約乗合船を出している場合があるので要問合せ)
(イワシフカセ釣りを希望の場合は餌の入荷状況を要問合せ)
乗船料金:6名まで基本料金7万2,000円。(氷付き・コマセの場合はコマセオキアミ1個付き)以降1名増1万2,000円。イワシフカセの場合は活き餌(イワシ)は別途実費。
集合:要問合せ。(コマセ釣りと他の釣り方では集合時間が異なる)
※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。