今期のカットウフグについて、その傾向を若船長に訊いた。「一番言えるのは、サイズが良いですね。1ヶ月くらいこのサイズが釣れてるんで、まだまだ楽しみです。あとは潮次第ですね。今日は潮が澄んじゃってたんで(爆釣が)朝だけで終わっちゃったんですけど、一昨日80匹釣れた時は濁ってて、朝みたいな感じが一日ずっと続いたんです。釣れてくるのは水温が20度を切ってから。まだ22度位あるので全然これからなんですよ。今は深い所をやってますが、10m前後から5m前後で釣れ出すと、手返しが早くなって数が出るんです」と、今後も益々楽しみだ。釣ったフグは処理師免許を持った船長が可食部だけの身欠き(棒身)にしてくれるので、家庭で直ぐに食べられる。ちなみに若船長のお薦めは唐揚げ。「子供は鶏の唐揚げより好きになります。『また釣って来て!』ってお子さんに言われれば、お父さんも釣りに行きやすくなるじゃないですか」と笑う。海水温が下がるに連れて群れが固まり大釣りの期待が高まる大原発のショウサイフグ&トラフグ釣り。この釣り味と食味を覚えたら、寒い冬が待ち遠しくなること請け合いだ。