「例年より数は出てますよね」と、今期の傾向を語る笹倉鉄士船長。タイラバのコツについて尋ねると「よく言われるのはタッチ&ゴーですね。タイラバが着底したらすぐに巻き上げる。これはもう絶対でしょうね。あとはヘッドの形状によってタイラバの動きが違うので、丸形とタイコ型、両方持っておいた方が良いでしょう。ラバーの無い、ネクタイが細くて短いタイプも持って来てください。波動の小さい方が良いのか、渋い時はテキメンですよ」とのこと。是非参考にして欲しい。1年を通じてタイラバでマダイを追い続けている船長は、さすがにこの釣りに対して一家言を持っている。どの釣り座も操舵室から近く、フレンドリーでユーモアたっぷりの船長は質問すれば何でも答えてくれるので、タイラバでこれまで釣果に恵まれなかった人は武者修行にもお薦めだ。「タイラバ」は釣って楽しく、食べて美味しい!!「潮の速い所に居るマダイは魚がイイでしょう」と言う船長の言葉通り、この日釣れたマダイは魚体の美しい個体が目立った。更にこの時期のマダイは脂が乗って味も抜群。この日は主に水深50m以浅を攻めたが、当分この水深で楽しめるそうだ。1月にはお土産にホウボウを狙って釣ったり、2月にはサワラとマダイのリレー乗り合いもスタートするなど、四季折々のタイラバゲームが楽しめる『東京湾探釣隊ぼっち』。シンプルで奥深いタイラバの面白さと、冬に磨かれるマダイの味覚を、身近な乗合船で是非お試し頂きたい。