スロースタートだったが、次第に活性の上がった取材日。竿頭は35cm、1.5kgの良型を頭に13匹のアカメフグを上げた鈴木政美さん(川口市)。船中の釣果は概ね7、8匹で、ツ抜け(10匹以上)した人も数名とみなさん大健闘。帰港後、釣果を可食部だけの身欠き(棒身)にして貰う。出船前に受け取った番号札と同じ数字の書かれた桶に釣れたフグを入れて預け、番号を呼ばれたら番号札と引き替えに袋詰めされたフグを受け取るシステム。これを冷蔵庫で何日か寝かせれば、刺し身に鍋に唐揚げなど何にしても美味しく楽しめる。ちなみに田島船長のお薦めは、湯引きして薄造りにした“焼き霜造り”と“しゃぶしゃぶ”。この味を知ってしまったら、自ずと真冬の湾フグ釣りに熱くなること請け合いだ。