「寒サバ&ヤリイカ・リレー」について、船長に訊いた。「サバもイカも道糸PE4号くらいの同じ道具で充分出来るんですが、この釣りに慣れている人はヤリイカには柔らかい調子の竿、サバには固めの竿でガンガン上げるように道具を使い分けてます」とのこと。「オマツリしないようにするには、仕掛けを少し投げて貰わなくちゃいけないんで、仕掛けの投入方法だとか、回収方法だとか、分からなければ出船前に聴いて欲しい」と船長。集合時間は出船の30分前になっているが、それより随分前から船長や船宿スタッフが船着場に来ているので、自信の無い方は早めに来てレクチャーを受けるのがお薦め。親切丁寧に教えてくれる上に、釣り場では良く釣れて練習になるので、ハリ数の多い胴突き仕掛けに苦手意識のある人はスランプ脱出の好機になるかも知れない。なお、サバ釣りでは180号、イカ釣りでは150号のオモリを仕掛け切れで失う事がある。船でも販売しているが限りがあるので、いくつか予備を持って乗船すれば転ばぬ先の杖になるだろう。この「丁度良さ」大満足!この日の竿頭はサバ40匹、ヤリイカ15杯を獲った入澤さん。釣果が控え目な方でもサバ20匹、ヤリイカ4杯とみなさん大満足の一日となった。ヤリイカ釣りが本格的になる前の“つなぎ”として始めたところ、大好評を博している『不動丸』の「寒サバ&ヤリイカリレー」。どちらも1日やればもっと沢山釣れるのだろうが、美味しく食べるには“丁度良い”釣果。脂の乗りきった寒サバの旨さと、繊細な甘みと食感が魅力のヤリイカ。大漁の心地よい疲れと冬の美味を、この機会に是非お楽しみ頂きたい。