後半は、潮も止まりポイントを移動。水深22~24m付近へ。ここでもアタリは有り、各自シロギスを上げた。ヒントは2本竿。皆さん2本の竿を交互に入れ替えながら釣っているが、必然的に食わせる間が長くなっている。コンディション的に1本竿だと、どうしても食わせる前に動かしてしまいがちで、餌を見せてから食わせる迄の間が作り辛い。その点、2本竿なら「キャストして糸を張り、誘いをかけて置く」を交互に行っているので間が取り易い事になる。ここで私も竿を出した。皆さん天秤仕掛けだった為に、あえて胴突き仕掛けでトライしてみる。オモリが底に着き糸フケを取ったら軽く誘い上げてゆっくり戻す。本来ならドンドン誘う所だが動かない様にしてここで我慢。すると竿先にアタリが出た。ここで動かさず、次を待つと強いアタリが出てヒット。この時も強いアタリの前に動かしてしまうとバラシの原因になる。胴突き仕掛けならではのヒットであった。糟谷船長に胴突き仕掛けと天秤仕掛けについて聞いてみた。「胴突き仕掛けの場合、浅場やアタリがハッキリ出る時はビギナーでも絡み辛いので良いのですが、この時期だと、ベテランの様に使い方が判っていないと厳しいので天秤仕掛けが無難かもですね」との事。使う竿とのバランスも肝心なので試してみたい人は両方用意して比べてみると良いだろう。潮止まりと思いきや、潮周り毎にヒットし、田村さんはダブルでシロギス、千葉さん、上杉さんもコンスタントに良型を上げていた。午前11時沖上がりの時間となった。厳しいと思いきや上杉さんは32匹、千葉さんも20匹以上とまずまずの釣果。この日はアジも復調気配を見せ、アマダイも大型が上がっていた。これから少しずつ気温も上がって釣り易いシーズン。午前、午後で釣り物を変えても良し、ゆっくり電車で午後船など…楽しみ方は様々。ビギナー、ファミリーで楽しんで見ては如何だろう。