下津井沖で狙うタイラバの特徴として、ロッドは高感度なライトロッドが良いとの事。これは使用するタイラバが60gという点とフッキング率が上がるという点を両方カバー出来る環境ならではだそうだ。また、この日竿頭となった山口さんは40cmを超える良型のアジをターゲットに使用する竿をチョイスしていた。山口さんはこの竿でタイラバをするようになり、フッキング率が格段に上がったと説明。その隣で竿を出していた山下さんのロッドもソリッドの細身タイプでコンスタントに釣っていた。そしてミヨシからポイントに入る事が多かったこの日、トモで竿を出していた入江さんは時折マイクロジグを投入していた。これは「釣ってる人のマネをする」が基本のタイラバだが、前で釣られてしまうとマネをしてもダメな時がある。そんな時はあえて違う巻き方をしたり、ジグに変えて様子を見ながら、先にポイントへ入る人の誘いで反応しない魚を狙ったりするという。勿論、キャスティングも目先を変える常套手段だ。タダ巻きながらもテクニカルな釣りで数を伸ばせる下津井沖のマダイは、例年晩秋まで釣れ続く人気ターゲットだ。