中盤、私にヤリイカのダブル。しかし、1杯は傷だらけで息絶えていた。底に何かいる。この時点で、私はヤリイカ4杯。船長に「噛まれたヤリイカを餌に仕掛けを下ろしてみてもいいですか?」と聞いてみた。船長は、「いいけど、やるなら活き餌でしょ」と。「ん~悩む。まだ4杯、でもここはやはり活き餌かな?」思い切って元気なイカで勝負だ。とは言え、一番小さいイカにしておいた。仕掛けを取り替えて泳がせ釣り開始。底から5mのタナで置きザオにして、小檜山さんの撮影を開始。すると私の竿に異変?「食ってるよ!」と船長。「え~こんな時に!」と、まさかの展開。小檜山さんもイカが乗っているのに。小檜山さんが無事ヤリイカをゲットして撮影を終え、次は私の番。「お~重たい!」。強烈な突っ込みに何度か耐えて、浮上したのは、3kg級の大きなマダイ。皆さんから祝福を頂いた。釣り心を楽しませてくれるヤリイカ釣りに行こう!後半は潮が速くなったり、中層にサメまで出現してせっかく釣れたヤリイカを横取りされた。最終的には20~30cmのヤリイカ4~10杯。竿頭は小檜山さんで、「サメがいなければ20杯は釣れていたと思うよ」とちょっと悔しそう。船長は、「ヤリイカは数も型もこれからが本番です。小型のヤリイカは“ハモノ狙い”の餌として抜群で、マダイだけでなく、先日は7kg級のブリも上がりましたよ」とのこと。この秋もヤリイカ釣りは我々の釣り心をたっぷり楽しませてくれそうだ。是非1度お出掛け頂きたい。