「他のポイントも行ってみましょう」という船長の提案で移動。各自キャストして広範囲を探る人と船下を狙う人で別れてスタートした。すると貝田さんにマダイがヒット。皆さんアタリが出てきた様子。再びダブルでマダイがヒットすると、トリプルヒットの場面も見られて絶好調。下斗米さんにはシーバス。息子さんにも待望のマダイがヒットして全員マダイを手にした。更にマゴチ、ホウボウ、ムシガレイと様々な魚が釣れて来るので「タイラバ」の「タイ」の部分が無くても良いのではと思う位に楽しい釣りになった。そして後半、船長は朝一のポイントへ船を戻す。潮止まりを挟んで上げ潮の時間。「最近は上げ潮、下げ潮どちらでも反応するんですよ」と船長。ここも興味がある。通常ならば海水温によってどちらかに片寄るのだが…。その言葉通りマダイがヒット。1kgサイズがポツリポツリ上がり、小型は丁寧にリリース。そして最後の流し。丁寧に探っていた大須賀さんがビッグファイト。「これマダイかな?」と細いラインを上手くコントロールしてやり取りしていた。普段はバスフィッシングがメインでタイラバは初挑戦との事。「間違いなくマダイですよ」と声を掛けると、船長も「時間掛けて良いから慎重にね」と周りのアングラーにも一旦道具を上げさせた。青白く光る魚体が海中に見え、大型マダイならではの浮き方でブワッ!と浮上した。「おおおっ!大きい!」とキャッチされたのは、7.5kg、74cmのビッグワン、船上皆で大喜びだ。「初めてこれだと、これを超えるのが大変なんだよ」と皆さんに冷やかされて記念撮影。午後1時30分の沖上がりの時間を迎えた。ここで魚を観察していると“乗っ込みカラー”になっている魚体と通常が半分ずつ。「白子や真子を持っている魚体もあるんです」と船長。バラついて乗っ込み体制になっている可能性が高いのでロングランの可能性大。チャンスが多くなりそうな東京湾のタイラバで狙うマダイ。スリリングな釣りを楽しんでみては如何だろう。