残り時間が半分を切った辺りから、船長は小刻みな移動で拾い釣りにシフト。それと同時に太陽が顔を出し始める。例年以上の梅雨空が続く今年、日差しは新鮮ながらも体力を奪いそうだと感じたが、小刻みな移動時の風が適度にクールダウンしてくれた。また、誰に乗るか分からない状況に加え、時折船上を舞う良型のタコが釣り人のモチベーションを維持していた。皆が口を揃え「今日は“渋い”」と言いながらも、どこかで誰かが竿を曲げ続け、12時15分に沖上がりした。難しく考えずに出来るタコ釣りは、誰もが楽しめるターゲットなのだが、食べて“楽しい”のもタコの魅力。その代表が「たこ焼き」だろう。近年は関西以外の家庭でも「たこ焼き器」が普及している。楽しく作って美味しく食べる、これが一番!気軽に楽しめ・食べて美味しい大阪湾の夏を代表する“熱い”タコ・エギ釣り、是非出掛けて頂きたい。