中盤、気温は低いものの好天に恵まれ、朝方吹いていた風も弱くなって来た。少し潮が流れ、辛い感じで小まめに船長がポイントを変更。すると左舷側でもヒラメがヒットして来た。単発ヒットで潮回りの為に合図が出た所で、「あれっ、重いな」と木村さん。竿先を見ていても引きは無く、海藻が掛かったかの様な感じ。ところがあと数mというところで暴れ始めた。「なんだこれ?」と、やり取りを開始。引きも凄く船下へ強引に突っ込んで行く。「ヒラメならまずまずの型ですね」と話しかけると「引きはヒラメだね。でもおかしいな」と上がって来たのは60cmオーバー。「長く釣りやっているけど、こんなの初めてだ」と笑顔で答えてくれた。仕掛けはオリジナル。孫バリもシングルを組み合わせて作って来ている。今度は左舷ミヨシで大久保さんにヒット、「やっと来ましたよ」とニッコリ。見事な竿捌きで良型ヒラメを無事キャッチ。「アタリはハッキリ出ました。ただ、潮がうまく流れていないみたいですね」と話す。食い込みの感触でハリの形状、サイズを変更していた様子。この辺も初めて行った時は船長や今回上乗りをしてくれた、臼井達彦さんに聞くといいだろう。右舷大ドモでも良型が上がり、左舷側でもポツリポツリとヒラメが上がって11時30分の沖上り時間となった。潮が流れず、シケの合間の釣りで、トップ3匹だったが、殆どの方がヒラメを手にしていた。コンディションが整えば、大型の可能性も高い太東沖ヒラメ。是非チャレンジして頂きたい。