太東沖から片貝沖の水深20m前後と45m前後を釣った取材日。竿頭は40匹と規定数(50匹)には達しなかったものの、良型揃いでクーラーは満タン。みなさん笑顔での沖上がりとなった。「解禁当初から反応もありますし、例年より期待出来るかな」と船長も太鼓判を押す外房のイサキ釣り。抱卵する直前のイサキは美味しさも折り紙付き。定番の塩焼きや刺し身は勿論のこと、この時期美味しくなるアサリと一緒にアクアパッツァにしたり、早くも夏日が記録される今年は外房名物「水なます」にしても乙な味。煮付けに、ムニエルに、ホイル焼きにと幅広い料理が楽しめるのもイサキの魅力。精緻なタナ取りで楽しむ数釣りの釣り味と、旬を先取りする初物の美味。2021年の初夏は外房のイサキ釣りをゆったりとご堪能頂きたい。