水深8mから16mを攻略したこの日。釣果としては谷間の取材となってしまった。「イワシが来たり来なかったりでねぇ…」と言う船長の言葉通り、その後は回復傾向で徐々にサイズやアタリの数も増え、ボウズ(0匹)なしの全員釣果が続いている。また特筆なのは、昔ながらのノーマルタックルの釣り人が多く、流行りのLT(ライトタックル)のアングラーとも何の問題もなく同船している。古き良き置き竿スタイルでのんびりヒラメ釣りを楽しみたいベテランにも『第三松栄丸』はお薦めだ。食味も良く、良型の期待出来るこの時期こそ、防寒対策と感染予防対策も万全に、本場の“寒ビラメ”釣りをお楽しみ頂きたい。