メガバスのテスターで、サワラのスペシャリストとしても知られる、遊漁船船長・久保田秀樹さん。その彼が開発に寄与したサワラ用ボートロッドが、デストロイヤー空海GULF CKG-72MSになる。「僕の場合、ミノーはジャーキングというよりトゥイッチで使います。サワラは、捕食しているベイトサイズが小さいとき、やっぱり波動で喰わせないといけない。だから、ルアーサイズを下げずに、細かく動かして魚にリアクションバイトさせるみたいな釣り方なんです。基本的には80マグナムを使っているんですけど、それに最適な竿ですね」そんな久保田さんの言葉には自信がみなぎっていた。「これ1本あれば東京湾でボートシーバスからルアーマゴチまで、いろんな釣りができます。5~6キロのワラサでも全然大丈夫ですね。ブレードジグでも使えます」●デストロイヤー空海GULF CKG-72MS(メガバス)取り回しのいい7.2フィートレングス。少し柔らかいティップはショートバイトをはじきにくい。パワーのあるバットは、しっかり魚をかけてくれるし、ファイトでも負けない。サワラゲームに求められるすべての要素を実装したら、東京湾での万能ロッドになっていた。また、サワラゲームは「跳ね」などを正確に狙うことが不可欠。ティップだけを使ったキャストで、遠くまで、かつ正確に飛ばせるのもこのロッドの得意技だ。