悔いを残さず今年を締めくくりたい。午前中に苦戦した『道の駅さざなみ』下流へと向かった。ラインを銀鱗スーパーストロングNEO1.25号にサイズを落とし、これを9mヤマメ竿にセットした。このタックルでは大型のニジマスを釣り上げることは難しいが、スレた魚をハリ掛かりさせることを最優先にした。この選択が功を奏し、数投目で30cmのニジマスを釣り上げることが出来た。まだまだ魚はいる。集中して沈み石の周りをゆっくりと餌を流すと、今度は大物特有の重いアタリ。水中で大暴れするニジマスは明らかに50cmを超えている。何とかいなして足元まで寄せるが、次の瞬間仕掛けが宙を舞った。ハリを小さくしていたのが原因だ。しかし、ガッカリしている暇はない。この時点で午後4時を過ぎていた。釣りが出来る時間も残り僅かだ。集中力を研ぎ澄ませて竿を振る。すると、45cmのニジマスを釣り上げることが出来た。そして最後に奇跡が起こる。オモリを重くして餌を底波に漂わすように流すと、大型の魚がハリ掛かりした。時間的にも今年最後の魚になる。慎重にやり取りしてタモ入れに成功したのは丸々太った52cmのニジマスだった。悔しい思いもしたが、最終的には2022年最高の締めくくり釣行となった。