山木一人さんに、解禁間もない芦ノ湖の「早春の釣り」のコツを訊いた。「“夢を持たないこと”──と言うのは、芦ノ湖に来て何となくロケーション的に、岩場に行ってミノー投げて、デカいの釣れるんじゃないかって皆思うけど、まだ水温が低いんで岩場には魚が上がってないんですね。各ワンドとかの方が釣果的には確実。大きい魚もそっちには入ってるんで。だからワカサギが産卵の終盤になるまでは、そういう意味で“夢を見ない”。7から14gぐらいの大きめのスプーンでちゃんと底を取ってやってれば──はい!」とのことなので、これから芦ノ湖に行く皆さんはご参考まで。ワカサギが接岸する4月中旬からゴールデンウィークになれば、芦ノ湖名物“グリグリメソッド”などジャークミノーの釣りが楽しめる筈だ。かくして2023年大会の優勝は、レインボートラウト(ニジマス)が75cm(5.93kg)、ブラウントラウトは73.4cm(3.87kg)、ヤマメ(サクラマス)は40.1cm(0.68kg)。イワナは46cm(1.14kg)、オオクチバスは48.2cm(2.25kg)。今年も大物のチャンスはまだまだ期待出来る。記憶に残る大物との出逢いを求めて、早春の芦ノ湖をお楽しみ頂きたい。