少しでもアユの気配があるポイントで辛抱して、オトリを泳がせることで何とかアユを絡めて掛けるといった感じである。午後は午前中好調だったポイントでも、竿が曲がることは少なくなっていた。後で話を聞くと、昨日の解禁日の釣果もほぼ午前中だったとのことだった。午後になると、何故か一気に活性が落ちてしまうようだ。こんな状況でも、何とか最後にしっかりアユを掛けたいと思って粘りに粘った。私の出来る最高の丁寧な泳がせを心掛けた。どんどん時間は経ちあと10分で終わりにしようと半ば諦めた時だった。カツーン!この日唯一の背掛かりアユ「キターーー!」これまた泣ける(笑)。この1匹で一日が報われた。この日、『旭水園』前では15~20匹を釣り上げた人もいたようだ。天然遡上の小さなアユは沢山いる!まだまだ“狩野アユ”はこれから!今は小さな天然アユ達もこれから逞しく育ち、その魚体は大きくなり、闘争心を剥き出しに私達を大いに楽しませてくれることだろう。真夏の日差しが降り注ぐ頃、“狩野アユ”は川を煌めかせて本領を発揮するはずだ!