大原沖から太東沖を釣った取材日、期待の大場所が潮の流れが速くて入れず、アタリの遠退く難しい時間帯もあった。竿頭は常連の吉野さんが30cm級を頭に39匹。次点の江川さんも35匹と、連日釣果50匹の“定量”続きだった前週から見ると釣果の谷間の取材となった。その分、シャクリや誘いの幅を工夫するテクニカルな楽しみが加味され、皆さん心地よい疲れで笑顔での帰港となった。「基本的なことをちゃんとやれば、初めての人でも難しい釣りでは無いです」と船長もお薦めする大原沖のイサキ釣り。数・型・味覚と“当たり年”を予感させる期待大の釣り物なので、思い立ったらまずは電話予約をお薦めしたい。刺し身で、塩焼きで、“なめろう”で、天ぷらやアクアパッツア、ホイル焼きにしても飽きない“梅雨イサキ”。この機会にレインウエアを新調してでも是非、チャレンジ頂きたい。