後半はアタリの数が急激に落ちてしまった。150~160m付近にポイントを移動。原因は海水温の急上昇。なんと27度の潮が流れてしまった。海面には大型のサメも回遊。船長はポイントを変えながら反応を探って行く。ここで私も参戦。先ずは18㎝の「ブランコ仕掛け」。船長の合図と同時に勢いよくオモリを投げてイカヅノ投入。するとサバがヒット。これも美味しい「夏が旬のゴマサバ」なので嬉しいのだが、1投目が肝心のコンデションだけに手厳しい展開だ。色々と吉清船長に教えて頂いたが、基本的にはサバが居る所を狙うとの事。確かに活性の高いサバが居る場所は潮が良いと言う事になる。その後私にはイカのアタリが無い。「もしかして…」と想像してみると18㎝ヅノの「ブランコ」は動きが鈍になっているのではないか?と。実は18㎝の「直結仕掛け」はダイレクトに誘いが掛かる。掛かり処に注目していると成程「脚」では無く「口廻り」に掛かっているケースが殆どだった。ソフトに乗せる為よりも、アピール誘い重視が当地スルメイカのベスト。「直結」18㎝の効果が発揮されている訳だ。後半は渋いアタリも上手く捉えた常連さんがポツリポツリとスルメイカを上げ、11時30分の沖上がりの時間を迎えた。「最近このエリアのスルメは、何故かブランコで釣れなくなって来たんです。昔はどちらでも乗ったんですが…」と吉清船長。色々試せて本当に有意義な釣行だった。この取材後、海水温が戻りスルメイカが爆釣。これからも楽しみな川津沖の大型スルメイカ。是非、チャレンジして頂きたい。