オフショアマガジン
2015.6.1号

蒲谷丸・神奈川県金沢漁港
東京湾・八景沖のLTアジ。超浅場で活性上昇中!!

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5月中旬。関東周辺の海面に流れ藻が浮遊し始めた。春から夏の潮に入れ替わる証しである。海水温が上昇すると、魚の活性も上がり、東京湾のLT(ライトタックル)アジが本格が本格的なシーズンに突入する。この時期のアジは上品な脂が乗り、ワンランク上の逸品に変身する。釣り味、食味に魅せられ、18日(月)、神奈川県・金沢漁港『蒲谷丸』の午前船に乗った。

手軽に楽しめるLTアジ!

東京湾内のアジ釣りと言えば、猿島、観音崎以南は水深も深く、潮の流れも速いので130号のビシを使う。東京湾奥の横浜沖、金沢八景沖は水深が20~30mと浅く、潮の流れも緩いので、LTの30、40号ビシが定着した。25cm級が掛かると、竿先がギュンギュンと曲がり、取り込むまでのやり取りが、釣りの面白さを倍増させてくれる。

金沢漁港入口
『蒲谷丸』の受け付け
LTアジの乗船桟橋

未経験者歓迎!アットホームな船宿

待合所の天井いっぱいに竿が並んでいるのが目に止まった。蒲谷政徳船長に聞くと、「仕立船や、初心者が何も持たずに来ても釣りが出来る様に準備しています」と言う。『蒲谷丸』では、「初心者からベテランの方まで、(未経験者、女性、お子様・ご家族…)釣りを楽しみたい方大歓迎!」を看板に掲げ、グループの仕立船を積極的に受け入れているアットホームな船宿だ。

八景島のジェットコースター
30号ビシと2本バリ仕掛け
仕掛け図

初心者に釣り方のレクチャー

金沢漁港に午前6時40分に着いた。桟橋を下りると、右舷に親子連れの3人と、両ドモ(船尾)に2人の友人グループが入っていた。乗船者は私を含め6人。空いている左舷胴の間(真中)に荷物を置いた。船長は出船前、右舷に並んだ親子連れに釣り方を丁寧にレクチャーしている。「餌のアオイソメの付け方、コマセの振り方」等を実演を交え教えていた。全員が揃い、定刻より少し早めの午前7時15分に出港した。

イワシのミンチとアオイソメ
後藤善君 大きなシログチ
この型なら文句ないね

やったよ。一荷だよ!
25cm、20cmのダブル(取材者)
[動画]活性上昇中!LTアジ釣り

開始早々“ゲスト”交じりで入れ食い!

海はベタナギで、頬に当る潮風が気持ち良い。左手に八景島シーパラダイスのジェットコースターを見ながら、航程15分程で釣り場に着いた。「ハイ、どーぞ。水深は17m、下から2mでやって下さい」のアナウンス。右舷の後藤麻生さん(東村山市)の息子さん、善君(8歳・小学2年生)は、2日前に初めてLTアジを体験し、その時、釣りの面白さに嵌まり、今回2回目の挑戦。開始早々、右舷トモ(船尾)から2番目の後藤潤さんが良型のメバルとアジの一荷(2匹)を取り込んだ。左舷トモの川辺輝明さん(目黒区)も20cm前後のアジを釣り上げ、順調な滑り出し。右舷トモの野沢純さん(目黒区)は30cm近いシログチ(イシモチ)を取り込んだ。川辺さんが又もリールを巻き出したが、今度はシロギス。続いてシログチを抜き上げた。“本命”のアジは4投目で漸く顔を見た。取り込んでもバタバタ暴れて中々ハリを外せない。善君がお父さんより先に、大きなシログチを取り込んだ。この流しは、アジの他、メバル、シロギス、シログチ等の“ゲスト”交じりで、入れ食いになった。

野沢純さん “ゲスト”のシログチ
面白いねー良型だよ
嬉しいねーメバルの一荷

アタリがあっても慌てず、多点掛けを狙う

私もここで竿を出した。着底後、糸フケを取りながら、底を50cm程切り、コマセを2、3回振りながら2mのタナで待つと、ブルブルッと小さなアタリ。少し待ってからゆっくりリールを巻き出すと更に強い引き込み、海面を覗き込むと、25cmと20cmの“本命”が一荷(2匹)。コマセを詰め素早く投入すると、直ぐにアタリ、魚の引きにテンションを合わせ、上げて来ると23cmのレギュラーサイズ。3投目はコマセを振り、タナを合わせる前にブルブルッと竿を揺する。4投で5匹を手にした。右舷の野澤さんも25cmと23cmを一荷で取り込んだ。みるみる内に桶の中が賑やかになって行った。

善君 大きいアジ、釣りました
実測、肉厚の28cm
未だ息子には負けられない!

小学2年生、この日一番の28cm!

善君も休まず竿を振り、アタリを待っていると、隣のお父さんから、「掛かったんじゃないか?」と言われリールを巻き出した。船縁が高い為、取り込みが大変。お父さんに竿を持って貰い、仕掛けを上げたらメバルが釣れていた。後藤潤さんも元気なアジを釣り上げた。桶の中に入れても入れても飛び出す。善君はコマセを丁寧に詰め、誰の手助けも受けずに、仕掛けを投入し、コマセを振ってはアタリを待ち、又振っては待つ。手慣れた一連の竿捌きだ。私が反対側に行っている間、善君が大きなアジを取り込んだ。「デカイ!」と言う言葉で跳んで行き、実測するとこの日一番、28cmの幅広アジ。「これは凄い!!」と称賛の声。その後、暫く後藤さん家族の釣りの競演が続いた。その後も移動した直後は、最初に小型アジが釣れ、コマセが効いて来ると25cm級が釣れ出す。沖上りまで、そのパターンが続いた。

最終釣果は10~21匹!

小型アジも交じったが、24、25cmの食べ頃サイズが中心によく釣れた。LTだけに、取り込むまでスリル満点。正味3時間の釣りにしては中身が濃く、充分満足の半日釣りになった。食べて美味しいゲストも多彩で、食卓を賑やかに飾ってくれる。取材翌日の19日は、30~39匹の好釣果を上げている。これから抱卵の30cmオーバーも釣れ出すだろう。『蒲谷丸』のHPから目が離せない!!

帰港後うどんのおもてなし
仕立船、初心者用のレンタル竿。天井にずらっと並ぶ
舵を握った蒲谷政徳船長

                   

(釣りビジョンAPC・飯妻武夫)

今回利用した釣り船
神奈川県金沢漁港『蒲谷丸』
〒144-0043
TEL:045-781-8552
詳細情報(釣りビジョン)
蒲谷丸ホームページ
出船データ
LTアジ:予約乗合
料  金:6,000円(コマセ・付け餌・氷付き)  ネット割引有り:500円割引
    :女性・子供(中学生まで)3,500円
出船時間:午前船=7:30 出船  沖上り:11.00
    :午後船=12:30 出船  沖上り:16.00
仕 掛 け:200円/2本バリ。2組入り
レンタル有り:竿・リール付き/500円
※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。
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