善君も休まず竿を振り、アタリを待っていると、隣のお父さんから、「掛かったんじゃないか?」と言われリールを巻き出した。船縁が高い為、取り込みが大変。お父さんに竿を持って貰い、仕掛けを上げたらメバルが釣れていた。後藤潤さんも元気なアジを釣り上げた。桶の中に入れても入れても飛び出す。善君はコマセを丁寧に詰め、誰の手助けも受けずに、仕掛けを投入し、コマセを振ってはアタリを待ち、又振っては待つ。手慣れた一連の竿捌きだ。私が反対側に行っている間、善君が大きなアジを取り込んだ。「デカイ!」と言う言葉で跳んで行き、実測するとこの日一番、28cmの幅広アジ。「これは凄い!!」と称賛の声。その後、暫く後藤さん家族の釣りの競演が続いた。その後も移動した直後は、最初に小型アジが釣れ、コマセが効いて来ると25cm級が釣れ出す。沖上りまで、そのパターンが続いた。最終釣果は10~21匹!小型アジも交じったが、24、25cmの食べ頃サイズが中心によく釣れた。LTだけに、取り込むまでスリル満点。正味3時間の釣りにしては中身が濃く、充分満足の半日釣りになった。食べて美味しいゲストも多彩で、食卓を賑やかに飾ってくれる。取材翌日の19日は、30~39匹の好釣果を上げている。これから抱卵の30cmオーバーも釣れ出すだろう。『蒲谷丸』のHPから目が離せない!!