オフショアマガジン
2015.9.15号

広川丸・神奈川県走水港
東京湾・走水沖の良型アジ、入れ掛かり!

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手軽に楽しめるライトタックル(LT)のアジ釣りが流行っているが、やはり130号や150号のアンドンビシを使った従来のノーマルスタイルのアジ釣りに魅力がある─と言う人も多いはず。そんな折、走水港『広川丸』から走水沖で良型アジが絶好調!との情報。台風絡みのシケが去った12日に出掛けた。

交通アクセスも良くなった

国道沿いに面して『広川丸』がある
走水港は、「横浜横須賀道路」が整備されて、馬堀海岸ICや浦賀ICから10分足らずと車でのアクセスが非常に良くなった。電車でも京浜急行・馬堀海岸駅から観音崎行のバスで走水上町で下車すればすぐだ。午前6時前にバス通り沿いの『広川丸』に着くと、既に待合所は釣り人で賑わっていた。大女将が午前船と“日中船”の2隻出ると言うので“日中船”を選んだ。7時の出船とのことで付け餌のジャリメと氷、そして駐車場券を貰って港の駐車場へ。駐車場の奥まった所の漁協前が船着き場。既に何人かが釣り具を持って乗船を待っていた。結局、“日中船”の釣り人は8人になった。

店内では大女将が迎えてくれる
安田隆史船長と上乗りの鹿野又健二さん、そして釣り人の酒井さん
『広川丸』の招き猫ものんびり

釣り場は走水の真沖でカカリ釣り

いざポイントへ向かう
「第10広川丸」は、安田隆史船長の操船で定刻7時に舫い綱を解いた。潮色は台風の影響か濁っている。この濁り潮がアジの警戒心を解いてくれるのか?はたまた出がけにドスンと来た東京湾奥震源の地震の影響は…と気にしながらポイントへ向かった。両舷4人ずつ、右舷の4人は元会社の同僚が連れだって来たと言う。「先月、外房でイサキをやって大漁だったけど、今日も釣りたいねと」仲良く釣り仕度。左舷のミヨシ(船首)は土・日に手伝いに来ていると言う上乗り兼釣り人の地元の鹿野又健二さん、2番目の斉藤安世さん(川口市)は、御年82才。トモは(船尾)常連の酒井正義さん(横浜市)、先々週来て貧果だったのでリベンジだと言う。30分足らずで釣り場に到着、ポイントを探してアンカーが入れられた。アジをコマセに寄せてのカカリ釣りだ。

電動リールでアタリを待つ
150号のビシとアジの好きな付け餌の赤タンです
大アジの仕掛け、これで釣りました

スタートから良型も交って入ポツポツ

走水のアジは、大型が多く過去には50cm級も釣れている。したがってビシ仕掛けのハリスは3号、ビシカゴは150号が標準だ。水深は44m、タナは底から2mの指示でスタート。コマセが馴染んでくるとあちらこちらで竿先が振え出した。酒井さんは「アタリはあるけど巻いている途中でバレちゃうよ」とボヤく。タナがほんの少しズレているのか?右舷トモの渡辺俊晴さん(練馬区)が30cmオーバーを取り込んだ。4人組の第1号。その後、ミヨシで、胴の間(中央)で、トモと絶え間なく“本命”が取り込まれる。ほとんどが30cmオーバーの良型、それも体型がふっくらしている。

「これが走水のブランドアジ」と老いて益々元気な斉藤安世さん
「バラシしてばかりでしたが、これからですよ」と酒井正義さん
仕掛け図

ワラサやサワラ等の青物が回遊、群れを散らすも

ポツポツ釣れていたアジの当たりが遠のいた。イカリが上げられ移動。ワラサやブリ、サワラ等の青物が回遊していてコマセに集まったアジを追い掛け回し、群れを散らしてしまうとの事。南の風の中、少し沖よりに移動、再びアンカーが入れられた。ここでもコマセが効き出すとあちらこちらで電動リールの巻き上げ音が響き出した。左舷ミヨシの鹿野又さん、タナに合わせて軟調な竿を2、3回大きく煽り、竿掛けに掛けて少し待つとクンクンと竿先に“合図”、連続で取り込んだ。トモで酒井さんも調子を取り戻し、連続でタモを出して良型をゲット、20尾を超えたと言う。斉藤さんも良型を手にニッコリ。右舷のミヨシの阿部正さん(練馬区)、トモの渡辺さん等も「来てる、来てる」、「こっちも来た」と賑やか。そんな状況が小1時間続いた。

まあまあサイズが来ましたよ
調子が出てきました
こちらも来ました

上乗りさんを兼ねて船中飛び回っていても、ほれこの通り釣れます

2度目の入れ食い!

またまた釣れました
その後、またも青物にアジの群れを散らされて移動した。9時半過ぎに私も竿を出した。『広川丸』お薦め仕掛け、ハリス3号・金ムツ2本バリ、全長1.8mをセット、持参の赤いイソメワームを2cmほどハリに付けて投入した。水深44mで底ダチを2回取り直して1m巻き上げてコマセを撒き、更に1m巻いて再度コマセを振って竿掛けへセット。写真を撮りに動き廻っていると酒井さんが「食ってるよ!」と教えてくれた。慌てて席に戻って竿を持ちリールを数回手巻きするとグングンとアジとは思えぬ強烈な引き込み。電動リールのスイッチON、 引き込みに合わせながら海面に浮かせタモで掬って貰った。30cmオーバーの銀色の魚体を手にした。その後、私も含め左舷4人に同時にアタリ、タモを同時に出すことも数回、また両舷で同時にアタリ、加賀美忠さん(朝霞市)、川村博さん(練馬区)も交互にタマを使う姿が。しかし、そんな入れ食いも潮止まりになると止まった。

アレ、変なところに引っかかっちゃた、でも良型でしょ
ウシシ、連チャン連チャン
ウーン、潮が止まったらアタリも止まっちゃったね

船長に聞いたポイント

船長にここでの釣りのポイントを聞いた。まずはタナ取リがポイントと言う。ここではタナは底からの指示、海底から2mだったり、2.5m、時には1.5mだったりと、その日によって異なる。また付け餌も、通常は赤タン(イカをごく小さなサイコロ状に切って食紅で染めたもの)だが、潮の濁りの強い時はアオイソメが良かったり、赤タンも大きめの短冊状のものが良かったりする。ハリスは通常3号だが、食い渋りの時は2号を使ったりと、状況に合わせて対応することが釣果を伸ばすコツとの事。また、ビシカゴも歯ブラシやタワシで網をブラッシングしておく事も重要だそうだ。

良型なのでハリを外すのも楽しい
走水のブランドアジ、旨そう

この日の釣果、良型53尾がトップ!

観音崎寄りに移動して上げ潮に期待したが、忘れた頃にポツリポツリの食い。南西の風も強くなり少し早目に沖上がりとなった。トップは左舷トモの酒井さんの53尾。皆の面倒を見ながら竿を出していた鹿野又さんが45尾、右舷トモの渡辺さんが38尾、他の方も30尾前後、私も少しの間の釣りだったが13尾、それもすべて30cmオーバーの良型に大満足、今度はプライベートで釣りに専念したい。待合所に引き上げ『広川丸』で食した茶請けのタコのぶつ切りがこれがまた美味かった。

今日の釣果はこの通り、良型だけにクーラーは満タン!
安田隆史船長も釣果に満足満足

(釣りビジョンAPC・倉形 金幸)

今回利用した釣り船
神奈川県走水港『広川丸』
〒239-0811
神奈川県横須賀市走水2-867
TEL:046-841-8002(定休日:第1・第3金曜日)
詳細情報(釣りビジョン)
「広川丸」ホームページ
出船データ
出船時間・料金/午前便07:00~(¥6,000)
午後便13:00~17:00(¥6,000)
※1日通しの乗船料金は¥9,000
※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。
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