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逆境の中にこそ夢がある!今年の〝相模鮎〟は数よりパワー!

2026年07月03日公開

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2026年シーズン開幕前。本流相模川、支流中津川の一部区間で、10月14日までだった漁期が10月31日まで延長になるという嬉しいニュースが飛び込んできた。しかし、この嬉しいニュースとともに舞い込んで来たのは、近年稀に見るほどの遡上減少というニュースだった。良い年もあれば悪い年もある、とはわかっているものの、今年はかなり厳しい状況とのこと。今回はそんな相模川での大会参戦記、そして、大会の下見と合わせて2週にわたり釣りをしてきた、相模川高田橋エリアの現状をリポート。過去イチ難しい〝相模鮎〟との戦いが始まる。

【この記事を書いたライター】SHOHEY

大会に向け、仲間とのコソ練は苦行の1日に!

大会を1週間後に控えた6月13日。ともに大会に参加する仲間と共に相模川へ向かい、待ち合わせのオトリ店へ。すると、オトリ店に着くなり「今年は厳しいよ!」との言葉。何と、解禁から今日まで、高田橋エリアでの最高釣果が「15匹」とのこと。事前情報で薄々わかってはいたが、漁協の方の言葉は重かった。とは言え、大会はみな同じ条件で行われる。何とかこの下見で〝相模鮎〟の付き場を探し出したい。オトリ屋さんの勧めで3匹のオトリ鮎を携えて川へ向かう。

天候は快晴、陽射しも強く夏模様。鮎釣り日和であった。下見ということで、試合時間の7時から11時の4時間で川を見ながら竿を出すことに。まずは最下流となるエリアへ。しかし、下流に向かう足元を見ればどこも垢グサレ。ほぼハミ跡なしという厳しい現状。例年ならば、ヘチには天然遡上の小さな鮎が跳ねを見せ、石は磨かれていたのだが、やはり今年はその跳ねもハミ跡も皆無。みな、この現状を前に川をウロウロ。結局、ここぞというポイントを見つけられず、とりあえず手当たり次第竿を出すことに。

私は左岸の、流れに変化のあるかけ下がりのポイントから。すこぶる元気なオトリくんがグングン泳ぐ。するとカツッと反応が!竿を立てようとした瞬間水中バレ。姿を確認することはできず、これが鮎であったのかは定かではない。その後、徐々に上流へとポイントを移しながら探るも反応は1度もなかった。周りの釣り人たちを見渡すも、竿が曲がっている様子はなく時間だけが過ぎていった。途中、ドブ釣りの方にお会いしたが、まだ釣果はないとのこと。友釣りに限らず厳しい状況のようだ。

10時を過ぎる頃、少ないながら川では鮎の跳ねが見られるようになった。釣れてはいないが、生命感を感じ取ることができ安心した。しかし、跳ねを狙ってオトリを送り込むも釣れない。試合終了時刻となる11時、仲間たちが上がってきてそれぞれ探ったポイントの情報交換をするも、4名全員がボウズという結果になってしまった。午後になり、仲間の1人が橋付近の瀬で2匹の鮎を釣り上げ、下見は終了となった。さてはて、どうしたものか?

⇒ 【動画】高橋祐次、解禁直後の和良川を泳がせで釣る

大会当日は冷たい雨。厳しい状況下でも釣果を上げる名手たち

大会当日は予報以上の雨。川の水も若干増え始め、何より気温が上らず寒い朝を迎えた。そんな中、夜が明けたばかりの河原には多くの選手が集まっていた。本日の参加者は約140名。川を見にいくが、相変わらず跳ねは見られない。しかし、大会直前に再放流が行われた相模川。確実に先週の状況よりは良いはず!〝相模鮎〟はどこに身を潜めているのか?

スタートを切った本番。くじ運は珍しく悪くなく、私が一直線に向かったのは、下見の時、石色が良かった上流エリアの高田橋方面。くじ運の良かった選手の多くは上流へ向かっていた。やはり釣れない中でも、みな下見で僅かな情報を逃さず掴んでいたのであろう。高田橋付近に着くと、橋直下ポイントはすでに埋まっていた。「ん?これはこのポイントに何かあるのか?」私は、少し上流の浅い流れからスタートすることにした。若干ではあるが、ヘチの石頭にはハミ跡が見られる。祈るような気持ちでオトリを送り込む。4時間の試合時間、オトリの扱いには最大級の気遣いが必要となる。元気なオトリは狙いたいポイントへしっかりと泳いで行ってくれた。焦らず丁寧に粘る。しかし、時間は過ぎるばかり。

下流を見ると、1番に埋まっていた橋直下のポイントでは次々と竿が曲がっていた。下流の放流された鮎が上り、あのチャラ瀬に付いているようだ。その光景を見ながら、釣れない中でも釣果を出すと気合を入れ直す。しかし、竿が曲がるのは、見える限り橋直下のポイントの選手のみ。残りの選手は反応のなさに痺れを切らし、ポイント移動を繰り返していた。まだチャンスはあるはず。最後の最後まで焦らず自分にできることを、と心がける。残り1時間、30分、10分。結局、私の竿は曲がることなく、河原には終了を知らせるホーンが鳴り響いた。今年も私には高い壁が立ちはだかったのだった。

 

今年の相模川ではポイント選びを慎重に

あんなに厳しいと言われた状況の中、優勝者は18匹釣り上げており、予選突破ボーダーラインは7匹だった。どんな状況下でも刻々と変わる状況を読み取り、しっかり結果を残こせる選手はいるのだ。試合はまさに鏡!勝てば努力が映り、負ければ課題が映る!勝敗はまさに自己理解のためのフィードバック!さあ私よ!この経験をいかして楽しく修行をしていこう!

2週に渡っての相模川釣行では苦戦を強いられたが、遡上が少ない中でも、漁協の皆さんの努力によって放流も行われ、間違いなく〝相模鮎〟は健在!釣果のあった人たちに話を聞けば、みな口を揃えて「掛かる鮎の引きが抜群」とのこと。瀬ではハリスを飛ばす程の良型鮎の強烈な当たりも出ている。そして、相模川には今回、紹介した高田橋エリアの他にも多くのポイントが存在し、上大島、リニア下のエリアなどでは数もサイズも見られている。下流のアユルアーエリアでも賑わいを見せているそうだ。ぜひ、釣行の際はオトリ屋さんなどで情報を聞き、入念にポイント選びをして頂きたい。

今年の相模川、確かに鮎の数は少ないかも知れない。でも、だからこそこの時期に良型鮎の強烈な引きも味わえる相模川。このまま行けば、秋には尺鮎も姿を現しそうだ。まだまだ身を潜めるパワフルな〝相模鮎〟の今後に期待したい。

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施設等情報

相模川漁協協同組合連合会相模川漁協協同組合連合会ホームページ相模川第一漁業協同組合相模川第一漁業協同組合ホームページ

年券:13,000円
日釣り券:2,000円(現場3,500円)

施設等関連情報

オトリ店
「高田橋友鮎販売所」
住所:相模原市中央区水郷田名4-11-8
電話:090-8816-5320
「フィッシング相模屋 水郷田名店」
住所:相模原市中央区水郷田名4-10-12
電話:043-762-0330
     
※記事の掲載内容は公開日時点のものになります。時間経過に伴い、変更が生じる可能性があることをご了承ください。

この記事を書いたライター

SHOHEY
鮎にゾッコン!ずっと川に浸かっていたいと思う日々を過ごす。3~4月は渓流釣り、5~10月の休みは全てを鮎釣りに捧げ、全国各地を「鮎な夏!」で駆け巡る。主催するアウトドアの団体にて、キャンプや釣り初心者のためのイベントなども開催。
instagram:
@hangover.camp
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