釣りビジョン

2016.12.1号

新盛丸・千葉県勝山港
千葉・勝山から出船、2ヵ所で狙うイカ釣り!

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千葉県・勝山港『新盛丸』から、東京湾口と千葉・南房白浜沖の2ヵ所でイカ釣りが出来るとの情報。11月25日、乗合船でシーズン初めのヤリイカ、そしてスルメイカを“二刀流”で狙った。

前日に初雪!?

前日に54年振りという関東地方の初雪が観測され、道路事情を心配したが、私を含め6人の熱心な釣り人が、まだ暗い早朝の勝山港に係留されている「第一新盛丸」前に集合した。掲示板で釣り座番号札を取り、指定の場所に駐車。駐車スペースが分からない時は、船長に聞けばよい。受け付け、代金清算を済ませて乗船、定刻の出船となった。ベタナギだ。

「第一新盛丸」
まずはこれ、釣り座番号札
次はこれ、早朝の受け付け

“第1ラウンド”は、引きの強いスルメイカ!

航程40分、洲崎沖に到着。艫居正悟船長から「まずはスルメイカメインです。18cmヅノを用意して下さい」とアナウンス。魚探反応を探して午前7時、水深159mでスタートした。底から20m位までを誘ったが、アタリは無い。水深170mのポイントでスルメイカが乗った。2点掛けが出るも連発とは行かず、拾い釣りの様相。私も2点掛けを1回、水深183mのポイントで1杯追加。流れも緩く、楽なコンデションなどで、“ヤル気”十分の群れには中々当たらなかったが、全員スルメイカの重量感のある引きを楽しめた。終日狙えば数釣りの予感がしたが、サバが釣れ出したのをきっかけに午前8時過ぎ、今度はヤリイカを狙って白浜沖に向かった。

ヤリイカ仕掛け
スルメイカ仕掛け
船常備スルメイカ仕掛け

2点掛け
こちらも2点

仕掛けを換えてヤリイカを狙う!

航程約1時間で釣り場に到着。11cmブランコ仕掛けで“第2ラウンド”開始。水深は188m、底から10mの指示で誘いを掛けるが、一流し目は不発。流し直しでヤリイカが3点掛けで顔を見せたが、連発とは行かず、水深200m前後に移動するが好転しない。“ヤル気”のある群れに中々出会えず、この頃から潮の流れが速くなり、オモリ150号でも道糸が斜めになり、オマツリが多くなって来た。沖にはイルカの大群、まだ海水温が高いようだ。

来ました3点!
ヤリヤリ!
1本ヤリ!

どこかにヒントは無いものか?

釣果が上がらないと、釣り方がマッチしていないかと不安になる事がある。シャクリの幅やシャクリのピッチ等、季節や釣り場によって釣り方が異なるのかもしれない。悩んだ時は、私は当日一番好釣果を上げている釣り人を見学する事にしている。話を聞きに行くこともある。また、今回は、季節は異なるが「2016.6.8日号」の艫居船長の「キャプテンズ・レポート」も予習してきたのだが…。

3点は魅力
頑張った成果
1点掛け?

好転したが無念の時間切れ!!

午前11時30分頃から潮の流れが緩くなり、ヤリイカのアタリが出始めた。時合到来だ、船中各所で水しぶきが上がり、バケツにヤリイカが溜まり出し、納竿までの僅かな間に17杯のヤリイカを釣った人もいて、条件さえ合えば期待十分なことが分かった。海水温21℃、速い流れの中、竿頭はスルメイカ7杯、ヤリイカ17杯の計24杯で終了となった。

本日指南役 艫居正悟船長
釣れたスルメイカは
船上でこの姿に

「これからが本番!」と船長

「今日は潮の流れが速かった。年明けは勿論、4月一杯は狙います。海水温が下がれば浅場でもアタります。スルメイカ用18cm、ヤリイカ用11cmヅノの仕掛けを準備して下さい。オモリも120~150号を使います。これからが本番です!」と船長。予約時に推奨するツノの“銘柄”も教えて貰えるとの事。私のような経験の浅いイカ釣りマニアには有難い話。防寒着が汗ばむ位の釣りも出来そうだ。

(釣りビジョンAPC・野口壮一)

今回利用した釣り船
千葉県勝山港『新盛丸』
〒299-2117 千葉県安房郡鋸南町勝山273-1
TEL:0470-55-1687
定休日:なし
詳細情報(釣りビジョン)
新盛丸ホームページ
出船データ
ヤリイカ・スルメイカ乗合
乗船料金:1万円 (氷1個付き)、HP割引サービスで1,000円引き
集合時間:午前5時30分、出船時間:午前6時
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