釣りビジョン

鮎釣りに驚きと感動、そして熱狂を!憧れの大河・吉野川で大鮎を追う

2026年10月07日公開

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遂にあの河川へ!昨年、多くの尺鮎を生み出し、釣り人を歓喜させた徳島県吉野川。言わずと知れた西日本屈指の大鮎河川である。私にとってはかなり遠方なので、大型連休でなければ釣行できない河川。ましてや9月半ば以降という大鮎シーズンに合わせた釣行はなかなか困難だった。しかし今年、大鮎シーズンのど真ん中にシルバーウィーク5連休がぶつかるという、千載一遇のチャンスがやってきた。迫り来る台風の行方を危惧しながら釣行を決断したのは出発の3時間前。大鮎に思いを馳せ、慣れない大鮎仕掛けを夜な夜な作り、遂に迎える吉野川釣行。さあ行こう、10時間の道のりの先に憧れの河川が待っている!

【この記事を書いたライター】SHOHEY

大鮎求める同志で賑わう吉野川!

やっと辿り着いた先に見えたのは、青空広がる雄大な大河!四国三郎と呼ばれる徳島県吉野川だ。今シーズンは昨年の大鮎大爆釣に比べ、大きさ・数ともにまだ最盛期とはいかないようだが、1発大鮎のロマンをもとめ、初めての吉野川を心ゆくまで堪能したい。

何週間も前から逐一情報をくれていた高知の釣り仲間と合流。「吉野川で私ができるポイントはあるのか?」と心配する中、案内してもらったのは、友人が昨年、尺鮎を獲ったオススメポイント。目の前に押しの強い瀬があり、浅場や深トロなど様々なポイントが点在する。水深は思ったよりもなく、私でも川を切ることができる程で一安心。暫し「どのポイントを狙うと良いか?」など友人の丁寧なレクチャーを受け、遂に川へ。

友人の先行で対岸左岸に渡り、イチ押しポイントの瀬へ向かった。ヘチ際を下っていると、真っ黒に磨かれた石の間をシュンシュンと多くの鮎が走り、時にかなり大きな魚体も見え、胸が高鳴る。相方は瀬の中間地点、私は瀬尻付近からスタート。友人からアドバイスを貰いながら、必死に作った大鮎仕掛け。果たして大丈夫だろうか。

記念すべきひと流し目。手前の流れから徐々に流心のシラ泡付近へ。すると、上流から聞こえる歓声。早速、相方の大鮎竿が大きく曲がっていた。これはデカそうだ。満を持して竿を立てた瞬間、「アーー」と落胆の叫び声。惜しくも初ヒットはバレてしまった。後で聞けば「針ハリスが引きちぎられていた」とのこと。大物の予感に緊張しながらも、友人の教えを守り、シラ泡付近を丁寧に探っていく。すると、仲間から遅れること30分。「キターーーー!」「ズンズズズズーン!」と何度も繰り返す強烈な縦引き。思わず腰が引け、ヘッピリ腰に。ガタガタと下り、思い切って引き抜き。無事、タモに収まったのは細身だが、尾鰭がとても大きく野生味あふれる顔立ちの吉野鮎だった。大きさからは想像もできぬ引きの強さに吉野鮎の凄みを感じる1匹目となった。

驚きの遊泳力を見せる吉野鮎!

まわりも野鮎になったからか、ポツポツと竿が曲がり始める。「よし、私も!」と吉野鮎を放つと、素晴らしい遊泳力を見せ、ガンガン流れの強い流心へ向かい、ひと際大きなシラ泡に到達した瞬間だった。突如現れたアタリ!先程とは非にならぬ重量感、引きの強さ。それにビビる私。「逃したくない!」そんな言葉が頭をよぎる。流れの緩い場所へ寄せてタモへ。身幅、体高ともに大きくサイズアップ。

そして、このデカ鮎をオトリに放つとすぐにヒット。一方、下流で竿を出していた友人にも、28.5cmのデカ鮎がヒットする。さすが、吉野川で何度も尺鮎を引き出してきた名手である。午後になると、掛かるペースが徐々にアップ。瀬だけではなく、浅瀬でデカ鮎が飛び出したりと飽きない程に吉野鮎の強烈アタックが続いてくれた。

そして、今日の締めくくり。浅場で獲った鮎を手に再び一級ポイントの瀬へ。やはり前アタリなく突如現れるアタリ!1匹掛けては下りを繰り返し、今日イチのサイズを手にすることができた。満身創痍になりながら、日が暮れるその時まで吉野鮎を堪能して1日目を終えた。

 

2日目!1発大物狙いでポイント巡り

2日目は折角、吉野川まで来たのだからと言うことで、友人が色々なポイントへ案内してくれた。まずは、数は出ないが夢の尺鮎も?!という、昨日のポイントから10kmほど上流のポイントへ。1本の長い流れがあり、右岸側はコンクリの石組みが入っている。上流には落ち込みの瀬、下流には激しい瀬が構えていた。私には川を切るのが難しそうだったので、右岸石組みの上から竿を出す。なるべく流れの変化のある場所に狙いを定めると、幸先良く野鮎をゲット。

さらに、ここから4匹追加。私には充分なサイズの鮎だったが、夢の尺鮎に出会うことはできなかった。相方も瀬で大物の予感を感じるアタリがあったが残念ながらバレで終わった。お昼を挟み、気分転換でポイント巡り。しかし、どこのポイントも大物を夢見る釣り人で満員御礼と賑わっていた。

途中、寄ったポイントで衝撃の光景を目にした。深いトロ場を河岸から覗き込むと、陸から見ても明らかに分かるデカ鮎たち!しかしその場にいた釣り人に聞くと「これがどうにもこうにも掛からない」。「これが動き出せばXデーもあるのではないか」とのことだった。やはり今年は9月下旬という時期は尺鮎には少し早過ぎたのかもしれない。

存分に大鮎を目にし、魚影の濃かった昨日のポイントへ入る。さあ、最後のチャレンジ。まずは左岸浅瀬で元気な野鮎を確保し、瀬へ入る。右岸から瀬を攻めると、今日もしっかり応えてくれる吉野鮎!日暮れに向け、活性が上がり、冷たい風が吹き始める頃、時合いがやってきた。上下で並んだ私と相方の竿が交互に曲がる!流れのきついポイントでは27cmの太い鮎が、これぞ吉野川という獰猛な引きを見せてくれた。何度も繰り返される粘りの引きには言葉を失うほど夢中に。夢の尺鮎には届かなかったが、初吉野川釣行は痺れる忘れ難き時間となった。

今回の釣行は友人たちがあってこそ叶えられたもの。「もっと大きいのを釣らせてあげたかった」との友人の言葉に心から感謝しつつ、必ずやまたこの大河川・吉野川へ戻ってこようと心に誓ったのだった。待ってろ!吉野の尺鮎たちよ!

施設等情報

徳島県吉野川
遊漁券なし
※第5種共同漁業権消滅の為、漁業権の対象魚種となっていた、あゆ、あまご、うなぎを採捕する場合、遊漁券を購入する必要はありませんが、漁業調整規則や内水面漁場管理委員会指示は有効、ルールを守って楽しんでください。
※上流、吉野川嶺北漁協(高知県側)は遊漁券が必要なので注意! 徳島県ホームページ・吉野川情報

施設等関連情報

「立花つり具店」立花つり具店ホームページ
     
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この記事を書いたライター

SHOHEY
鮎にゾッコン!ずっと川に浸かっていたいと思う日々を過ごす。3~4月は渓流釣り、5~10月の休みは全てを鮎釣りに捧げ、全国各地を「鮎な夏!」で駆け巡る。主催するアウトドアの団体にて、キャンプや釣り初心者のためのイベントなども開催。
instagram:
@hangover.camp
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