2026年10月28日公開
東京湾のサワラが絶好調だ。今季はシーズンが長く続く気配を見せており、70~80cm級を中心に良型も多い。ブレードジグを高速で巻き続けると、突然訪れる強烈なバイトが、この釣り最大の魅力。食味も抜群な秋・冬のサワラゲームを千葉県寒川港『小峯丸』からレポートする。
寒川港『小峯丸』から東京湾サワラを狙う
東京方面からのアクセス、は東関東自動車道「湾岸習志野IC」で降りて側道を直進、国道357号へ。蘇我1丁目(交差点)を左折してハーバーシティ通りを、左手に商業施設を見ながら走る。港までのカーナビ入力は「千葉県千葉市中央区寒川町2-203-3」。横浜方面からは、アクアライン経由もあるので、帰りは渋滞情報も加味して選択すると良いだろう。
寒川港に午前5時30分集合して受付を行う。料金は後払いのシステムだ。オリジナルルアーも販売しているので試してみてほしい。ただし、在庫が少ないとのことなので早めの購入がおすすめだ。
船が港に着き乗船開始。今回、サワラ船の舵を握るのは、小峯翔太船長。『小峯丸』は実に創業90年の歴史があり、翔太船長は4代目に当たる。レクチャーでは、「ドラグの調整はロッドによって変わる」など、ルアー船らしい説明が分かりやすかった。また、大切な「安全」についての話も丁寧にされていた。
ブレードジグが活躍するサワラゲーム
タックルは、7フィート前後のシーバススピニングロッド。メインで使うジグは40~60gだが、場合によってはそれ以上をキャストすることもあるので、少し硬めのタイプがよい。リールは、スピニングリールの「ハイスピードタイプ」。1回転で1メートル以上の巻きスピードが望ましい。メインラインをフルスプールで巻いて、ハンドル1回転の巻き取り量を稼ぎ、スピードを上げられるようにする。
PE1号~1.5号にリーダーは25~30lbを付けるが、ガイドトラブルを考慮して短めにセットする。ドラグ設定は、ロッドのタイプによって変わるので、不安があれば船長に見てもらうと良い。
ルアーは「ブレードジグ」が基本で、ライトのメタルジグも準備する。大きさも重要なので、なるべくいろんなタイプを用意して、その日のベイトに合わせることができれば釣果も伸びるだろう。
また、ナブラが発生した際はミノーも有効とのこと。サワラの跳ねを狙ったキャスティングゲームになるため、対応したタックルがあると良い。この辺は事前に船宿に確認しよう。
風波のなかでも良型サワラがヒット
準備を終え、午前6時に出船。予報に反して風は強かったが、「こんな時こそ好釣果」と期待が高まる。ポイントを探りながら30分ほど走り、水深20m前後でスタートした。
船長「昨日はこの辺で出たんですけどね」
各自ブレードジグを投入し、着底後、高速巻きで探っていく。残念ながら当日は反応がなく、木更津沖へ移動。すると、右舷でヒット。本命ではないが、タチウオが続けてヒットし、魚の活性が上向いている様子がうかがえた。やがて、左舷ミヨシの佐藤さんに待望のサワラがヒット。強烈な引きとスピードで走り回る魚を慎重にやり取りし、無事にネットイン。上がってきたのは70cm級の見事なサワラだった。
今度はトモでヒット。サワラに通い続けているという福井さん。「ボトムから高速で巻き上げてヒットさせた」と話してくれた。その後、サゴシも数本ヒット。海上は波風で釣りづらいが、活性が上がってきたようだった。
船長直伝!サワラ攻略のヒント
乗船客が船長に釣り方を教えてほしいとのことで、レクチャーが始まった。これからの時期、「ミノー系も有効になる」と、ミノーを使ってのレクチャー。船長が投入し実践していると、わずか数投でヒット、流石だ。サワラに効果的なアクションなど、聞いてみると参考になるだろう。
細かく反応を探して再スタートを繰りかえすと、右舷左舷でサワラがダブルヒット。時折タチウオも顔を出す。
船長「いろんな魚が掛かってきますが、その魚が掛からないような(速い)スピードでサワラの確率を上げるのが大切です」
さらに数本サワラが上がる。それを見て、
船長「口の先の方なら少し早いかも、飲まれるのは遅い。喰う時に反転するので横に掛かっているなら最高です」
と、針が掛かっている場所で、巻きスピードの遅い、速い、が判断できると教えてくれた。
70~80cm級中心に東京湾サワラ好調継続中
ここで記者も釣りを開始した。しかしタイミングが合わず2発のバラシ。「参ったな」と思っていると知人が真横でビッグファイト。船長が調整してくれたドラグを信じて、じっくりファイトして無事ネットイン。見事な初サワラで嬉しそうだった。その後、記者にもヒット。竿のアングルを下げて跳ねないようにコントロールしてキャッチ、見事なサワラを釣らせてもらうことができた。右舷ではワラサもキャッチされ、船中が盛り上がる。サワラ常連の福井さんは、サゴシ2本、サワラ4本で計6本を釣り上げた。「サワラとのタイミングが合っている」ということなのだろう。
魚の持ち帰りだが、『小峯丸』では船長が神経締めと血抜きを施してくれる。これは嬉しいサービスだ。
船長「今年はサワラが多い気がします。12月頃まではやれそうです」
まだまだ続く東京湾のサワラゲーム、ビッグフィッシュを狙えるシーズンはこれからが本番だ。
この記事を書いたライター
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