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代々丸・和歌山県白浜・富田浦袋港「和歌山県・白浜沖で狙う“フィッシュイーター”!」オフショアマガジン|釣りビジョン

釣りビジョン
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代々丸・和歌山県白浜・富田浦袋港

2017.10.01号

和歌山県・白浜沖で狙う“フィッシュイーター”!

アンダーベイト。別名「落とし込み」とも呼ばれる釣り方だが、やり方は単純明快だ。胴突き仕掛け(サビキ)にベイト(小魚)を食わせ、それを落とし込んで下にいる“フィッシュイーター(生きた魚を餌にする魚)”の口元にチラつかせて食わせるというもの。私には未体験ゾーンの取材という事もあり、道中の足取りも軽く感じながら、和歌山県・南紀白浜『代々丸』へ向かった。

アクセス抜群!日本屈指のリゾート地“南紀白浜”

南紀白浜といえば「三段壁」や「千畳敷」、そして「白良浜」に「パンダ」などは誰もが知るところではあるが、黒潮の影響を大きく受ける白浜~潮岬までのエリアは“枯木灘”と呼ばれる好釣り場。アクセスも年々良くなり、京阪神はもとより、最近では奈良方面からのアクセスも格段に良くなった。

駐車場入り口付近。国道沿いの目印となる釣り具店すぐの脇道に入ってから港へもすぐなのだが、『代々丸』が目印になっている
オーシャンサポートサービス『YOYOMARU』
断崖となだらかな地形が交互に続く素晴らしい地形

手際良い段取りでいざ出船!

仕掛け図

5時30分集合、6時出船。私は5時過ぎに到着したが、既に車が数台停まっていた。定刻通りに濱本浩二船長と『代々丸』の兄弟船『丸浩丸』の濱本浩船長が到着。浩二船長が丁寧に乗船誘導をする中、浩船長が出船の準備を手伝う。実に段取りがいい。この日の乗船者は5人。この釣りに慣れている人、普段は磯釣りでアンダーベイトは2回目という人など、少人数ながら様々な面々が揃った。

レンタルタックルだと“手ぶら釣行”も可能
エダスの長さにも拘った胴突き仕掛け
この日のオモリは80号。ベイトの状況によって60~150号を使い分ける
“探見丸”も利用可能!
快適な釣りを楽しめるキャビン内。大きなエアコンが目を引く
ガラス窓から覗ける機関室内の高出力エンジン!

30分でポイント到着!ベイトを見極め、船中1匹目!

30分程でポイントに到着。船長はデッドスローでベイトの反応を見ながら釣り人へスタンバイを促す。水深は65mで海底はフラット。ここぞというタイミングで船長から投入の合図。ベイトを探している時には投入スタンバイをしておくのが基本。“食物連鎖”を利用したアンダーベイト。手間取っているとベイトを掛けても仕掛けを落とし込んだ時には群れと一緒にターゲットも離れてしまい“もぬけの殻”になってしまう。早々に左舷胴の間(中央)で竿を出していた髙井経永さんにアタリ。しかし、経験が少なく不発。アンダーベイトという釣り方は、基本は向こう合わせなのであまり神経質になる事は無い。船長がそんな説明をした直後、又もや髙井さんにアタリ。今度は見事にフッキング。船中1匹目はメジロだった。約30分後、今度は右舷胴の間の山口貴司さん、そして髙井さんの2人にダブルヒット!サイズこそはハマチクラスだったが、船長曰く「この季節のハマチは脂が乗っていて凄く美味しい」そうだ。

船中初ヒットは髙井経永さん!メジロだ!
お次は山口貴司さん!脂の乗ったハマチ!
髙井さんはアンダーベイトビギナーながら2本目のハマチをキャッチ!
小型のムツも立派なベイト!お腹の鱗が剥がれていた。ハミ跡である
数種類の小魚がベイトになっていることも
この日はベテラン・ビギナー関係なく”胴突き4本バリ”仕掛けが目立っていた

多彩な“ゲスト”?“本命”!?

回収した仕掛けに付いているベイトにはかなりの確率で“ハミ跡”が付いていた。中々ヒットへ持ち込む事が出来ない中、船長もタイトに操船、ベイトの群れを見極めている。間もなく左舷トモ(船尾)で竿を出していた大西秀明さんの穂先に軽いアタリ。根魚のような引きに期待を裏切る事なく上がってきたのは良型のガシラだった。そして今度はまた違った引きに海面を割ってきたのは良型のマトウダイである。更には右舷トモで竿を出していた政谷泰作さんは、アヤメカサゴのナイスサイズが食って来た。果たしてこのアンダーベイト、“本命”は何かと聞かれても対象魚はフィッシュイーター全てなので釣り人自身が決めた魚が“本命”となる。船長曰く、アンダーベイトの基本は「底取り、ベイトを落とすスピード、仕掛けの張り方」との事。どこまで底を感じながら仕掛けを流す事が出来るかで、どんな魚が食ってくるか分からないが、ある程度ターゲットを絞る事は出来るそうだ。

大西秀明さんはガシラからのスタートだった
続いて船中初のマトウダイをゲット!
大西さんは周りの釣果を見ながら仕掛けを交換していた
政谷泰作さんにはアヤメカサゴがヒット!
ベイトにはフッキングまであと1歩という歯型が…何が食ってきたのか?
残念としか言いようのない食われ方。船長はマダイの仕業だと…

良型マダイ連発!

大西さん、ここで挽回の大ダイゲット!

ややパッとしない状況が続き、船長は移動のアナウンス。時計を見ると9時30分。15分程走った後、投入の合図が出た。水深90m。すぐに大西さんがマトウダイを釣り上げたと思えば、大西さんが連発!そして竿は大きく叩いている。マダイのような引きであるが、何が食って来るか分からないのがアンダーベイト。固唾を飲みながらカメラを構えていたが、現れたのはやっぱり良型のマダイだった。少し前から雨も降り、釣り辛い環境だったのだが、この1匹が全員のモチベーションを一気に上げてくれた。アタリは続いたが、食ってくるのはマトウダイ。さすがに良型マダイは続かないかと思った矢先、両ドモで大きく竿が曲がった!やり取りする2人の竿は大きく叩いている。マダイ特有の引き、先程のマダイから10分程しか経っていない。そして政谷さん、続いて大西さんと無事マダイをキャッチ!先程よりもやや小ぶりだったが、それでも60cmを軽く超える良型だった。更にアタリは続いた。大西さんの竿が大きく曲がり、隣の髙井さんは穂先の違和感を訴えていた。そして髙井さんもフッキングへ持ち込み、今度はメジロのダブルヒット。そんな中、かなりの重量感のやり取りをしていた山口さん。大型の根魚かと思いきや、マトウダイのダブルに苦笑い。

山口さん「このままでは終われません!」
マダイのダブル!大西さんのマダイはこれまでに見た事の無いような綺麗な魚体だった!
大西さん、エンジン全開!
髙井さんはメジロのサイズアップ!
山口さん「私はマトウダイに好かれているようです」
口の大きいマトウダイ。普段は口をたたんでいる。立派なフィッシュイーターだ!
恐るべし破壊力!アンダーベイト五目釣り

最後まで気が抜けない!

最後にドラマを見せてくれた山口さん「今日は“青物”狙いだったので常に底から2mを意識して流していた」

1時間程続いた時合いタイム。やや落ち着いて来た船内。時計を見ると11時30分。そろそろ沖上がりを気にする時間だったが、又もや大西さんの竿が大きく叩かれ良型のマダイ。「今日はガシラから始まり、マダイを釣っていますが、底ベッタリで流していたのですか?」と大西さんに聞くと、「今日はずっと底から1mを意識しています」との事だった。そして船長から「最後の1投!」とアナウンス。私はカメラを回すたびに付いてしまう雨粒を拭き、キャビン内にいたのだが、まさかここでも出番が来るとは思ってなかった。キャビンから出ると山口さんがファイト中。マトウダイにハマチにサメ…魚こそ掛けていたが、不本意な釣果に納得出来ない様子だったが、最後の最後、この日1番の80cm超えのブリだった!

髙井さんもマトウダイをゲット!
サメに慣れてない方は無闇に触らず船長に対処してもらおう
この日竿頭となった大西さん「常に底から1mを意識していた」
大西さん一番のマダイは74cm
山口さん、最後の1匹はブリだった!
全体の釣果

気軽に大物狙い!

親切、丁寧に接客してくれる濱本浩二船長。打ち合わせ時も柔らかい口調で接してくれた

私は初めて「アンダーベイト」という釣りを目の当たりにしたが、このような多彩なフィッシュイーター達が相手と考えると、道具立てや段取り等が面倒と決めがちになってしまうが、全然そんな事はない。仕掛けは専用の胴突き4、5本バリ仕掛けとオモリのみ。餌も付けず、仕掛けを落としてベイトを掛け、そのまま落とし込んで“本命”を食わす。釣り方はいたってシンプルだった。

『代々丸』全景
船尾には綺麗に整備された水洗トイレもあるので安心して釣りが出来る
釣った魚は船長が目印を付けてしっかりと保管。帰港後に各自クーラーを車から取り出し、船長がビニール袋で綺麗にラッピング、その後に氷を入れてくれる

(釣りビジョンAPC・小川泰史)

今回利用した釣船
和歌山県白浜・富田浦 袋港『代々丸』
〒649-2334 和歌山県西牟婁郡白浜町富田浦袋港
TEL:090-3168-1739
定休日:なし
詳細情報(釣りビジョン)
代々丸ホームページ
出船データ
(交通) 車は阪和自動車道~紀伊田辺IC~紀勢自動車道(無料区間)~南紀白浜IC~R42で串本方面へ約1分
一目坂トンネルを超え、釣具店「釣太郎 白浜店」を過ぎ約100m右折、富田浦・袋港へ
電車はJR紀伊富田駅か椿駅からタクシー
(出船データ)
予約乗合制
乗船料金:半日釣行(約5時間)1万2,000円
一日釣行 乗合船料金:2万円
深海釣り(キンメダイ、クロムツ) 乗合船料金:1万4,000円
※女性は2,000円割引、出船時間は要連絡
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