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千葉県・内房、富浦沖で秋のコマセマダイが本格始動!

2017年11月15日公開

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秋のマダイ釣りシーズン本番!千葉県・内房地区、富浦沖では例年よりひと月程遅れててシーズンインしたという。この時期なら初心者にも十分楽しめる。10月の末、千葉県・富浦港『共栄丸』から予約乗り合い“午前便”に乗船、元気のいいマダイに会って来た。

釣り座を確保し、港に集合、きれいな大型船に乗船

富津館山自動車道路の終点、富浦ICから国道127号線を経て10分程度車を走らせると富浦港だ。まず、港手前の『共栄丸』待合所(民宿「共栄莊」※前もって連絡すれば宿泊も可能)に寄り、ホワイトボートに名前を書き込んで釣り座を確保する。集合場所は富浦港北側の防波堤に停泊している「共栄丸」前だ。
この時期、集合時間は午前5時30分、出船は6時。広い桟橋で駐車スペースはたっぷりある。私は5時前に到着したが、すでに3台の車が駐車していた。東の空が白み始めた5時30分頃、軽トラで笹子宏宣船長と女将のかおりさんが到着。船長は出船準備に取りかかり、女将さんは軽トラで受け付け開始。乗船名簿を記入、2Lのペットボトルの氷を受け取る。船上では、船長が釣り座にコマセを配り終えて準備完了。「共栄丸」は2014年に就航したばかりの手入れが行き届いた清潔な大型船。

オモリ80号、ハリス10mの片テンのコマセ釣り
竿やリールはマダイ用を使用。ロッドキーパーは小さめでオーケー。道糸はPE3~4号200mで、10mごとの色変わりと1mマークの見やすいものを使いたい。45~60cmの片テンビンにL80号またはFL80号のビシをセット。クッションゴムはΦ2mm×1mなど。ハリスの長さは10mが標準で、6号5m前後とハリを結んだ4号5m前後を小型のヨリモドシを介して結ぶ、いわゆる“テーパー仕掛け”がお勧め。ハリはマダイ10号(1本バリ)。付け餌、コマセともオキアミだが、船には付け餌の用意はないので、購入して持参するかコマセの中からよさそうなのを選んでハリに刺す。釣り場は近い。到着までに手早く準備を整えよう。

釣り場は一級ポイント“横瀬”

釣り場に向かう途中、「タナは上からとります。ビシを指示したタナの5mくらい下まで下ろして、コマセを撒(ま)きながら指示ダナまで持ち上げてください。電動リールの水深計には頼らず、道糸のマークを見てタナをとってください。“餌とり”が寄ってしまうので、コマセは目一杯詰めず半分くらい、撒き方もパラパラ程度にしてください」と船長からアナウンス。釣り場は“横瀬”という富浦沖の一級ポイントだ。「タナは50m」の船長のアナウンスで第1投。
投入は、リールをフリーにし、ビシ、ハリス、ハリの順に沈めていく。タナは50mなので、1度55mまでビシを沈め(それより深く沈めることはタブー)、2、3度に分けて竿をゆっくりあおり上げてコマセをパラパラ撒きながら、50mまで巻き上げて置き竿にする。全員が同じタナを狙う“上からのタナどり”では、この置き竿後に釣り人がどんな工夫をするか(どんな誘い方をするか)が釣果を大きく左右することが多い。

 

第1投からマダイは活発に食って来た!

この日の1匹目は、左舷胴の間(中央)で当たった。巻き上げを始めると細身の竿がきれいに曲がり、時々グググッと引き込まれている。「右舷でもう1匹掛かりましたよ!」との船長アナウンスが船内に響いた。ダブルヒットだ!どちらも30cm前後のきれいなマダイだった。今は朝一の“時合い”だ。このチャンスを逃すまいと乗船者は皆一生懸命竿を振る。船がポイントから外れると、「上げてください」と船長。流し替えるとまた面白いようにアタリが出る。マダイの型はだいたい同じくらい。今度の流しでは大アジも交じった。こうなると、ポツポツと降り続ける雨も冷たい北寄りの風も全く気にならなくなり、ひたすらマダイ釣りに没頭する。

ついに来た!2.2kgの良型マダイ!

その後も船を流しかえるたびに誰かにマダイが釣れた。「群れが入って来たよ!誘ってみてください!」という船長のアナウンスの直後に3人同時のトリプルヒット!なんてことも2度あった。そして、さすがにそろそろ食いも落ち着いて来たと思われた9時頃、私も竿を出してみた。来た!私ではなく右舷ミヨシ(船首)の人だった。竿がこれまでよりずっと重そうに曲がっている。強い引き込みで道糸が出されているようだ。もう少し、というところで私の仕掛けとオマツリしていることが判明。私は慌てて道糸を伸ばした。何とかタモに納まり、この日最大の2.2kgのマダイが上がった!

更に来た!1.9kgの良型マダイ!
私もなんとか時合いに間に合った!?終息に向かったと思われたマダイの活性だったが、大きな個体が釣れたことから、もしかすると私にも良型が来るかもしれないと期待に胸を躍らせた。すると、右舷大ドモ(船尾)の人の竿が曲がった!「1匹掛かりましたよ!」と、船長のアナウンス。その竿の曲がりの激しさから、これも大きそうだ。「もう1匹掛かりましたね!」と、船長がダブルヒットになったことを告げる。何とその2匹目は私の竿だった。私には、37、38cmのマダイが。右舷大ドモでは、この日ナンバー・ツーの1.9kgが上がった!恐るべし、『共栄丸』のマダイ釣り!

全員マダイゲット!!船中30匹!

その後、今度はマダイ以外の魚の活性が高くなり、マダイの気配は感じられるものの、釣れて来るのはイナダやアジ、ハナダイなどの“ゲスト”という時間帯が続いた。船長から「コマセはひとつまみ程度にしてください。マダイはそれでも食って来ますから」というアドバイスがあったが、サバやヒラソウダに邪魔されて、周囲の仕掛けを巻き込んでオマツリしてしまうことが多くなった。そして10時30分、左舷胴の間で唯一マダイの顔を見ていなかった釣り人が、難しくなった時間帯にも拘らずマダイをゲット!これで乗船者全員がマダイを釣り上げた。
12時30分沖あがり、この日は0.4~2.2kgのマダイが1~5匹。竿頭5匹同数が3人、船中12人で30匹の好釣果!港には女将さんが待っていてくれて、温かい缶コーヒーなどの飲み物を振る舞ってくれたのがありがたかった。船長が釣れたマダイを計量&記念撮影。朝配られたペットボトルの氷を返却し、代わりにクーラーにたっぷりの砕氷を入れてもらった。多少荒れた天候ではあったが、終わってみればお土産十分!皆さんの顔から笑顔が絶えることはなかった。

今回利用した釣り船

千葉県富浦港『共栄丸』
〒299-2404 千葉県南房総市富浦町多田良880
TEL:090-7244-0460
定休日:なし 釣果・施設情報 共栄丸 ホームページ

出船データ

コマセマダイ予約乗り合い(午前便)
料金=1万円(コマセ、氷付き。女性9,000円・中学生まで 5,000円)
レンタル・タックル=無料
集合=5時30分、出船=6時(12時30分 沖あがり)
※前日までに予約し、詳細は予約時に要確認。
     
※記事の掲載内容は公開日時点のものになります。時間経過に伴い、変更が生じる可能性があることをご了承ください。

この記事を書いたライター

岩見 忠弘
釣りビジョンAPC
0mの海面から水深1,000mの超深海までのレンジで、数cmのハゼやキスから、イカ・タコの軟体動物、数十kgのキハダやベニアコウまでの様々な魚を狙うフィッシング・ライター。
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