新明丸・神奈川県鶴見「東京湾のスミイカ本格化!良型に“ガツン”の手応え!!」オフショアマガジン|釣りビジョン

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新明丸・神奈川県鶴見

2017.12.01号

東京湾のスミイカ本格化!良型に“ガツン”の手応え!!

初冬の寒さが厳しくなって来ると、東京湾の冬の風物詩でもあるスミイカ釣りのシーズンが“本番”を迎える。秋には“コロッケ”サイズだったスミイカも、日増しに育ち400~600g食べ頃サイズに育つ。「いいサイズも交じり始めましたよ」と横浜・鶴見『新明丸』の新明利勝店長からの情報が入り、26日(日)に出かけた。

アクセス抜群!

『新明丸』は、車でも電車でもアクセス抜群。鶴見川に架かる潮見橋の袂にある老舗の船宿だ。地元ファンも多く、バイクや自転車でやってくる釣り人も多い。この日は、関東沿岸に強風波浪注意報が出ていたにも拘わらず13人の釣り人が「第2新明丸」に乗り込んだ。上乗りの林大地さんが小さな手桶に餌の活シャコを配り終えた7時30分桟橋を離れた。

『新明丸』店先
店先の通りは鶴見川に架かる潮見橋
『新明丸』の船着き場

“羽子板テンヤ”にシャコを装着

東京湾に出た船は、雪を被った富士山を見ながらこの時期の好ポイントである「中ノ瀬」に向かった。航程30分程でエンジンがスローダウン、船首が風上に向けられた。「準備していて下さい」と新明慶樹船長からアナウンス。各人黄色や白や赤、蛍光グリーン、思い思いの“羽子板テンヤ”にシャコを装着、投入合図を待った。予報に反し弱い南風そよそよの絶好の釣り日和に恵まれた。

橋桁が低いので帆柱やアンテナの支柱は寝かせて潜る
この日の仕掛け、“羽子板テンヤ”とウキスッテ
仕掛け図

幸先よし、良型交じりで船中賑う!

「いいですよ~、やって下さい」の合図で期待の第1投。水深は20m前後。投入して間もなく左舷胴の間(中央)で鋭くシャクっていた小林天さん(横浜市)の竿先がグイッと曲り、いきなり500g級が取り込まれた。トモ(船尾)の方でも「乗った!」の声。達本雅行さん(足立区)が、少し小ぶりながらもゲット。その右隣の黄色のテンヤでシャクっていた三橋稔さん(大田区)の竿にもアタリ。白い竿先が弧を描く、そして大ドモの清水正美さん(横浜市)も500g級の良型を取り込んだ。右舷の胴の間では前日、千葉県・大原でヒラメと一つテンヤのマダイをやって来たと言う白井亜実さん(市川市)が小ぶりながらも幸先よくゲット!ミヨシ(船首)の清須照雄さん(川崎市)は、600g近い大型を釣り上げるなど順調なスタートを切った。

「やって下さい」の合図に一斉にシャコを付けたテンヤは海中へ
出だしの海はナギ、絶好の釣り日和だったが…
良型500g級をゲット、幸先よし!
これレギュラーサイズかしらと白井さん
「やりましたよ」清水さん
釣り座から富士山が美しく見える、がこの後強風に悩まされる
【動画】スミにおけないヤツ!スミイカ釣り

好事魔多し!?天気予報が当たる

順調な滑り出しに“爆釣”が期待出来ると、私も急いで仕掛けを準備した。ライトグリーンの蛍光色のテンヤ25号を選び、シャコの左右の爪の第二関節(剃刀のような鋭い鎌部)を切り落とし尾ビレの尖った部分に三角の切り込みを入れ、その部分からテンヤ上部の竹串を突っ込む。オモリの上部に頭部が来るようにして輪ゴムを巻く。テンヤを先糸に結び、その上30cmのところへ10cmエダスを出し、スッテを付けた(仕掛け図参照)。満を持して投入、テンヤの着底を確認して15秒ほど待って竿先を50cm程鋭くシャクリ上げる。この繰り返しだ。さぼるとスミイカは乗ってこない。シャクリ続けることが大事で釣果を伸ばすコツだ。ここで「風が変わって来たから移動します」と船長。

ウキスッテの胴突き仕掛け
食べて美味しいスミイカ、冷蔵庫で3日ほど置くと食べ頃
白い25号のテンヤにしてみました、シャコもしっかり装着
ビク網の中には良型のスミイカ
4杯目ゲットは小林さん
三橋さんは黄色のテンヤで順調に数を伸ばす

風が吹き出して乗りが渋く…

揺れる船にも竿先に集中

事前の天気予報通り、風向きが南西に変わり徐々に強くなって来た。白波がだんだん大きくなってウサギやヒツジどころではない、ゾウかクジラほどの波が押し寄せ船が揺れ始めた。と同時にスミイカの乗りも悪くなった。ここで今のうちに釣況をと船中を見回ってみた。スミイカ用のビク網をはったポリバケツに2、3杯ゲットしている釣り人と、「まだ乗りません」と空のバケツに苦笑いの人も。それでも皆さん熱心にシャクリ続ける。風と波で竿が煽られ、スミイカも底に張り付いてしまったのか乗りが極端に悪くなってしまった。

小林さんの竿先が弧を描く「乗った!」
小振りでしたがやりました
「やっと来ました!良型でしょ!」

強風の中、ポツリポツリ

私も「良型をゲットしました」

強風で竿の扱いもままならない中、右舷の榎戸豊さん(世田谷区)が500g弱を釣り上げ、白井さんも2杯目をゲット。平翔太さん(横浜市)の竿が弧を描き「ヤッタ!」の声も、可愛いスナダコに苦笑い。そんな強風の中でポツリポツリと釣り上げ続けた左舷の三橋さんは6杯目をビクに収めた。右隣の小林さんも竿先を曲げた。ミヨシの橋本ゆきおさん(川崎市)は「中々気に入ったスミイカ竿が無くて」と、胴調子の竿でシャクリを繰り返していたが苦戦の様子。私も心機一転とテンヤを交換、淡いオレンジ色に変えて数回シャクるとガツンと竿が止まった。ドキドキしながらリーリング。500g級をゲットに頬が緩んだ。

チョット小振りかな。でも釣れたからいいか
やっと来たかと思ったらタコだったよ
アカメフグ(ヒガンフグ)も釣れちゃった

富岡沖に移動も風と波で…

船長は、船を富岡沖に移動させたが、風と波で直ぐにポイントからズレてしまい操船に苦労している。そんな中、ミヨシの橋本さんの柔らかい竿が大きく弧を描いた。ついに“本命”が海面に現れたが取り込みの際、竿が風に煽られ船の揺れもあって船べりにぶつけてポチャン。しかし、神様は見捨てない。直後に見事400gを取り込んだ。暫くして再度竿が大きく弧を描いた。しかし、上がってきたのは良型のヒガンフグ。達本さんがスッテの胴突き仕掛けに換えて1杯をゲット。その後は三橋さんが2杯を追加して計8杯でトップ、2番手は小林さんの5杯で沖上がりとなった。
悪条件の中、オデコ(0杯)も出てしまったが、日並みさえよければもっと釣果を伸ばせたはず。ちなみに前日の25日はトップ11杯でオデコなし、翌日の27日は2人で4杯と5杯と順調に釣れている。浅場で釣れる今、スミイカの入門にはチャンスです!!

揺れる船に富岡沖で最後の追い込み
バケツの中には良型のスミイカが
この日のトップ、三橋さんの釣果
船べりにスミイカの網ビク、墨を洗い落します
今期の見通しは明るいと新明慶樹船長
上乗りの林大地くん

◆スミイカ釣りのポイント◆

1.その日の潮加減等で水深等によりオモリは、20号と25号を用意する。テンヤのハリ先はしっかり尖らしておく。身切れなどはしっかりと取り除いておく、墨も歯ブラシなどで洗っておくこと。

2.餌のシャコは丁寧にしっかりと装着する、シャコの頭部がテンヤの上にくるように装着、特にシャコの目の部分が取れないように。

3.鋭くシャクリゆっくり仕掛けをおろす。テンヤは海底で動かさない(10秒から15秒の間隔でシャクる)

(釣りビジョンAPC・倉形金幸)

今回利用した釣船
神奈川県鶴見『新明丸』
〒230-0051 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央5-13-24
TEL:090-3519-1111
定休日:毎週木曜日
詳細情報(釣りビジョン)
新明丸ホームページ
出船データ
スミイカ船 出船7時30分
料金:9,500円(餌付き)
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