釣りビジョン

相模湾で春を呼ぶイワシ・メバルが乱舞!

2018年03月15日公開

04_main.jpg

当て字で“春告魚”と書かれるメバル、春の潮にのって活発に餌を追い始める。そのメバルを活イワシ餌で釣らせてくれる神奈川県・三浦半島突端、三浦市・宮川港『二宮丸』(ふたみやまる)で、ひな祭りの3日、今シーズン初めてのイワシ・メバルの仕立船を出すと聞き同乗させて貰った。

釣り場までは僅か10分

厳冬だった今シーズン、「餌のイワシが中々獲れず3月に入ってからのスタートになった」と二宮剛船長。「早朝イワシを仕入れに行って来るので港に7時集合して下さい」とのこと。港への入り口の道を間違えて港には7時ギリギリに到着。船長はイケスに入った5、6cmのカタクチイワシをバケツに移していた。イワシがピチピチと跳ね銀鱗が朝陽に映えて光る。餌の準備が出来ると「そろそろ出るよ」と船長。私を含め8人の釣り人が『二宮丸』に乗り込んだ。7時半前に僅かな風に送られて宮川港を出船。岩礁と緑に囲まれた風光明媚な港だ、右手遠方に雪化粧の富士山が望めた。

良型の2点掛けが連チャン!

釣り場までは、航程は僅か10分程。根を知り尽くした船長がポイントを定めるとエンジン音が低くなって舳先が風上に向けられた。「やって下さい。タナは19m、餌の付け方が釣果の8割だよ、鼻掛けでもアゴ掛けでもいいけどイワシが泳いでないと食わないよ。1回上げたら餌は取り換えて、根はきつい(起伏が激しい)から少しタナを切ってね」とアドバイス。投入して間もなく右舷トモ(船尾)の西浦宣和さん(横浜市)と隣の中本治幸さん(北区)の柔らかいメバル竿の竿先が2人同時にブルブルと震えた。食い込みを待ってから静かにリーリング開始。中本さんの竿が弧を描きグイグイと引き込まれる。船縁から覗くと黒褐色の魚体が海面に姿を見せた。25cmオーバーの良型だ。しかも2点掛け。長いハリスを掴んで取り込み、思わず笑みがこぼれた。トモの西浦さんは竿が弓なりになり強い引き込みと戦っている、船長も操舵室から顔を出して見守るが途中でポンと竿が跳ねて痛恨のハリス切れ、船長は「ハタかヒラメだったかも」と残念がった。

 

良型のカサゴ交じりで船中絶え間なく

右舷ミヨシ(船首)の窪田修さん(横浜市)。「気の合った釣り仲間ですよ。西浦さんが音頭を取ってくれて月2回の例会をやっています。『二宮丸』がホームグランドで年間通して通っています、釣りものはメバルやカワハギからカツオ、マグロまで幅広い釣りですがコマセマダイ五目が多いですね」と同好会の様子を語ってくれた。その窪田さんも長い竿でメバルを釣り上げた。根を外れると赤い大きな口をしたカサゴがイワシを咥えて上がってくるが、これも良型が多い。左舷ミヨシの森俊夫さん(江戸川区)が黒く長いメバル竿を操って良型メバルを釣り上げているのが見えた。2番目の新純生さん(横浜市)のバケツではクリッとした目のクロメバルが赤いカサゴと一緒に暴れていた。

根周りのポイントを探り釣り

船長は知り尽くした根周りを丹念に船を流しメバルを誘う。ポイントに入るとミヨシでトモで竿が絞り込まれた。左舷トモの植田陽さん(豊島区)は80歳と言うが「釣りをするには元気でなければ」と歳を感じさせない矍鑠とした竿裁きでメバル、カサゴを釣り上げていた。
トモから2番目の仲瀬久俊さん(杉並区)も「アタリがあっても食い込みが悪いよ」と言いながらもかなりの数のメバルやカサゴをバケツに入れていた。船中をひと廻りしたところで私も堪らず竿を出した。幹糸2号でハリス1.5号、オモリは15号、ハリス40cmの胴突き2本バリ仕掛け。竿は軟調子ライトタックルの2m。バケツのイワシを掴んでアゴから目の間にハリ先を抜く。イワシが小さくてハリに刺しにくい。イワシが弱らないように優しく海面に。オモリが海底に着いたらすかさず20cm程タナを切る。海底がゴツゴツして起伏が激しい。小まめにタナを取り直さないと直ぐ根掛りしてしまう。3、4回タナを取り直しながら誘いをかけていると、ググーとアタリ。思わず合わせてしまいバレてしまった。再びタナを取り直すとゴツゴツ、グー。ひと呼吸待って竿を立てると重たい引き込み。釣れて来たのは600gはあろう良型のカサゴ。その後はメバル、カサゴに交じって“定番ゲスト”のベラが竿を絞り込んだ。隣の中本さんがまたまた良型メバルの2点掛け、トモの西浦さんも負けじと2点掛け、そして私も良型メバルと良型のカサゴの2点掛け。

餌の付け方とハリスが重要

イワシが弱ると幹糸にハリスが絡まり、ハリスがパーマしてしまい食いが落ちる。ハリスを2号に変えてみたがメバルもカサゴもアタリが遠のき稀にベラが食ってくるだけ。ハリスを1.5号に戻すと再びメバルやカサゴの魚信が伝わって来た。それもハリスの長さは50cm以上がよかった。釣れている人達を見回すと皆さん同じような仕掛け。ハリスの太さと長さが重要だ。それと餌の付け方が釣果を大きく左右した。その後もポイントが替わる度にカサゴも交じってメバルが竿先を賑わした。型がいいだけに竿頭の中本さんは、メバル20尾とカサゴ12尾でクーラー満タン。他の人達もメバル、カサゴ合わせて20尾前後の釣果。私も良型メバルと良型カサゴ合わせて15尾の大満足で納竿。今更ですがイワシメバル面白い!ぜひ挑戦してみは如何だろう。

今回利用した釣り船

神奈川県宮川港『二宮丸』
〒238-0231 神奈川県三浦市宮川町17-3
TEL:090-8813-6049
定休日:なし 釣果・施設情報 二宮丸 ホームページ

出船データ

イワシメバル仕立船
(平日は予約乗合を出している場合があるので要問合せ)
(イワシメバル釣りを希望の場合はエサの入荷状況を要問合せ)
乗船料金:5人まで基本料金6万円 以降1人増1万2,000円
(氷付き・コマセの場合はコマセオキアミ1個付き)
イワシメバルの場合は活き餌(イワシ)は別途実費
集合:要問合せ(コマセ釣りと他の釣り方では集合時間が違います)
     
※記事の掲載内容は公開日時点のものになります。時間経過に伴い、変更が生じる可能性があることをご了承ください。

その他オススメ記事

釣りビジョン倶楽部