勝晃丸・千葉県大原港

2018.9.15号

千葉県・大原沖のヒラメ、今年は9月に前倒し開幕!!

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待ちに待った大原沖のヒラメ釣りが、9月1日に部分“解禁”。毎年数多くのフィッシュイーター(魚を餌にする魚)フリークが待つ開幕日!熱気に押される形で例年より1か月早く部分“解禁”へと協定が変更された。まだまだ海水温が高いこの時期、魚の活性も高く開幕早々に“大判”ヒラメが楽しませてくれたそう。台風21号の襲来に水を差されたが、開幕翌週の9日に満を持して、大原港『勝晃丸』へ出掛けた。

圏央道で交通の便良し!

超大型船の「勝晃丸」

大原港は、言わずと知れた千葉県を代表する漁港であり、多くの遊漁船で賑わう港だ。圏央道によって交通の便も格段に向上し、市原鶴舞ICから国道297号線、465号線を使い30分程で港に着く。都内から2時間弱の道のりだ。時間はかからないのだが外房の港は朝が早い。この日も集合は午前4時。開幕早々と言うこともあり、港は日の出前から賑わっていた。

船の横に見やすい「勝晃」のシンボルが
『いさばや』の裏が船着き場
船側から見るとこう見える

『いさばや』の奥に船着き場

電子レンジとポットが船にあって便利

「勝晃丸」が停泊しているのは、大原港内の多くの遊漁船が停泊されている港とは反対側。漁協の『いさばや』を挟んだ反対側と覚えておけばいい。船の目の前に駐車スペースがあるので便利。この日は会社のグループ8人での貸し切り船。全員がヒラメはおろか、船釣り自体が初めてとの事なので、3時半に港に着くと岡村哲生船長と上乗りさんの2人で貸し竿のセットに余念がない。私も全員が貸し竿と言うのは初めての経験で楽しみだ。

カップラーメンやお菓子をご自由にどうぞ。嬉しいサービス
広い船室内
ヒラメ釣りの餌は活イワシ

シーズン開幕直後は大判連発

定刻の4時半。大原名物の日の出前の出船。釣り場までの約1時間に船長から近況を確認。台風前に出られたのは2、3日。部分“解禁”したポイントは数こそ頭が3、4匹と言う感じだが、サイズは3kg級も顔を出し、1kg以下はほとんど交じらず釣れたそうだ。

ライトタックルとノーマルタックルと両方可能
船で購入可能な仕掛け
歯の鋭いヒラメ。プライヤーやフィッシュグリップは必須
仕掛け図
仕掛け図

底から1mをキープしたいのだが…

大原沖名物の船上日の出

いよいよポイントが近づいたが、台風後も続いた強い風の影響で少しウネリが残っている。ここで異変発生。この日が“初釣り”のグループ。船酔いも初経験となり、8人中2人が道中でダウン。いきなりの2人減でのスタートとなった。全員が貸し竿と言う事で、初めは上乗りさんがフルサポート。リールの使い方から餌付けまで全員の釣り座を回って説明。無事に仕掛けを下ろして次の課題は底取り。ヒラメは底で少し上を泳いでいる魚を探して、いざ見つけると底からフワッと浮いて餌に飛びつく。その為に底立ちを取った後に1m程オモリを上げて待つ必要がある。

目を隠すとイワシが静かに
沖には他の船も集まっていた
この日の本命“ヒラメ”

「ヒラメ40!」

新明さんが船中最初のヒラメ

ひとしきり全員が指示ダナに餌の活イワシを泳がせた後はアタリの取り方のレクチャー。ヒラメは餌のイワシにまずは下から近づきガブリ。様子を伺い、ジワジワと飲み込む。この待ち時間を称して「ヒラメ40!」とも言われ、釣り人にとってはドキドキの待ち時間。当然、全員その経験がない。「一体どんなアタリが来るのだろうか?」。全員が興味深く質問してくるのだが、こればかりは百聞は一見に如かず。体験するのみだ。周りの船では早くも“本命”が上がったとの知らせ。状況としてはまずまずのようだ。

初めて釣ったヒラメに喜び
船酔いにもめげずに頑張ったご褒美にヒラメが釣れました
ヒラメの鋭い歯には要注意

幹事の新明さんが初“本命”ゲット!

この日のポイントは完全な砂地ではなく、根が点在するエリア。水深も微妙に変化していくので、ベテランならば容易に対応できる底取りも、初体験者には中々対応が困難。試行錯誤しながら30分。この日の幹事を務めた新明拓也さんに違和感が。竿先がガツガツっと振れた。なんか変だと感じながらも待つ事数十秒。根掛かりでは無く竿先が引き込まれる。船長の「魚だよ!巻いて!」の一声で戦闘開始。初の魚の引きに四苦八苦しながらゆっくりと時間をかけて上がって来たのは紛れもない“本命”。サイズこそ1kg級だったが、嬉しい“本命”だ。

下にヒラメはいるのだが…

上乗りさんも良型ヒラメをゲット

朝の内チャプチャプしていた海も段々と凪いで来た。しかし、これに反するように船酔い者が数を増す。続々と船室に入ってしまい、外で竿を出す人数は3人に。ヒラメと言う魚、誰かが1匹掛けると触発されて他の魚も餌を食うことが多い。しかし現時点で下に泳いでいるイワシは3匹。周りの船では景気よく釣れている話も入ってきているので間違いなく下にヒラメはいるのだが、中々厳しい状況が続く。船長も1人でも多く竿を出してほしい気持ちがあるのだが、船酔いでは仕方ない。

ちょっぴり小ぶりだが“本命”です!
ガブリと食いついたんですが…取れませんでした
ヒラメの予想以上の引きに驚き

10月1日に完全“解禁”。ロングランで楽しもう

ベットも完備。この日はあまり役立ってほしくなかったが…

魚影は濃い。頑張って船酔いにもめげずに竿を出し続けた人にはアタリが来る。
野村和裕さんには2連発でヒラメが来た。最初のアタリこそ疑心暗鬼だったが、2匹目はアタリを確信して獲った。結局、最後まで竿を出し続けた人は全員“本命”の顔を見る事が出来た。これから迎える10月1日の完全“解禁”。船長の話では、ポイントはまだまだあるそうだ。大原沖のヒラメ釣りシーズンがいよいよ開幕した。

頼れる岡村哲生船長がばっちり教えてくれます
釣れたヒラメを神経締め
これだけ釣れたらグループでも食べきれない。嬉しい悲鳴

(釣りビジョンAPC・丸岡直樹)

今回利用した釣船
千葉県大原港『勝晃丸』
〒298-0003千葉県いすみ市深堀95
TEL:0470-62-2018
定休日:毎月第1、3月曜日
詳細情報(釣りビジョン)
勝晃丸ホームページ
出船データ
ヒラメ乗合
料金:1万2,000円(税込)(活餌・氷・軽食付き)
女性・高校生は1万円、中学生以下は一般料金の半額
出船:午前4時00分集合 4時30分出船
定休日:第1、第3月曜日
貸し道具あり
※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。