深川吉野屋・東京都深川

2019.4.1号

東京湾・江戸前のマゴチ、生きエビ餌で好調に開幕!

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“照りゴチ”の呼び名もある通り、真夏が旬のマゴチだが、実はシーズンは長く、早くもスタートした。東京都・深川『深川 吉野屋』では、3月16日から乗合船を出船、活エビ(“サイマキ”=小型クルマエビ)で狙う生き餌釣りだ。高級エビで高級魚を狙う、独特の釣趣で人気のあるこの釣りに、21日に出掛けた。

暖簾を潜って店内に入る風情ある船宿

私はメゴチを餌にしたマゴチ釣りの経験はあるが、活エビで釣るマゴチ釣りは初挑戦。『深川 吉野屋』へは、マイカー利用なら首都高速9号深川線・木場IC又は枝川ICから約5分。東京メトロ東西線・木場駅を降りれば、出口2から徒歩約5分と非常に便利。私は車で6時過ぎに到着。乗船場の前に荷物を下ろし、駐車場に車を移動、店の入口に掛かった風情のある暖簾を潜り、受け付けをして、氷をもらい、マゴチ船の「第七吉野丸」に乗り込んだ。

道沿いに立つこの看板が目印
『深川 吉野屋』の乗船場店舗
入口には風情のある暖簾
暖簾を潜ると受付がある
駐車場に待機するスタッフに誘導してもらう
マゴチ船の「第七吉野丸」

初心者・初挑戦多めの14人で出船

既に多くの釣り人が準備を始めていてこの釣りの人気が伺われたが、聞いてみるとベテランは意外に少なく、多くは私と同じ初挑戦もしくは数回目の釣り人だった。足元にバケツが用意されていて、その中に海水と体長10cmあるかないかの活きの良いサイマキ5匹が入っていた。サイマキの刺し方を佐久間誠船長に教えてもらった。「頭の角を折り、ハリを口から頭に刺し貫きます。その際、頭頂部に黒く見える脳を刺すと死んでしまうので、脳を避けてやや右か左にずらしてハリ先を出すようにします」とのこと。最終的に釣り人は私を含めて14人、「第七吉野丸」は定刻7時に出船した。

貸し出し用のライフジャケット
こちらで氷をもらった
貸し竿も十分用意されている
三日月型オモリ15号
当日使用した宿の仕掛け
仕掛け図
佐久間船長に餌の付け方を教わった
「わからないことは何でも聞いてください」と、佐久間誠船長

船中1匹目は40cm級!

最初の釣り場は富津沖の水深20m前後。天気予報では南西の風が強まるとのことだったが、まだ気になる程ではない。船長の合図で一斉に仕掛けを投入。「さあ、マゴチのご機嫌はいかがだろう?」。船中1匹目は、左舷胴の間(中央)の蓜島さん(世田谷区)が釣り上げた。「アタリがあっても中々食い込まなくて、待ちきれずに合わせたらうまくハリ掛かりしました」。40cm前後の良型だ。船長は、流し変えるたびに「わりと平らな場所です」、「根周りなので根掛かりに注意してください」など、アドバイスをくれる。

活きの良いサイマキ5匹が支給(追加は有料)
さあ、マゴチ釣り開始だ!
「なかなか食い込まなかったが、何とか獲れて良かった」と話す左舷胴の間の蓜島さん

タナは底から1m、1分でタナを取り直す

左舷ミヨシの渡辺さんが船中2匹目のマゴチを釣り上げた!

お次のゲットは、左舷ミヨシ(船首)の渡辺さん(江東区)。続いて、右舷ミヨシから2番目のマゴチ初挑戦の菊地さん(江東区)、更に同ミヨシの山崎さん(墨田区)。どれも40cm前後の良型だ。胴の間やトモ(船尾)の人に聞くと、「アタリはあるんだけどね…」と厳しい表情。その後、左舷大ドモ(船尾)の江戸さん(墨田区)が良型を上げた。ここで、船長に釣り方を聞いてみた。「一番大事なのはタナ取りです。オモリを底から1m位持ち上げたタナをキープ。1分経ったらタナを取り直して、5分位に1度回収して餌を確認してください。竿先20cmくらいを振るわせるのは“前アタリ”で、それ以上曲がったら“本アタリ”なので合わせてください」とのこと。

この釣り初挑戦の右舷前から2番の菊地さんに船中3匹目!
右舷ミヨシの山崎さん、船前方が好調のようだ!
船後方でも!左舷大ドモの江戸さんがマゴチをゲット!

初挑戦の女性アングラーに50cm級の大型が!

中盤、私も右舷胴の間で“初エビ・マゴチ”に挑戦、早速アタリが来た。まだ竿先20cmの“前アタリ”だ。グググッと胴まで曲がったタイミングで合わせる。乗った!首を大きく振って暴れている。いい引きだ。40cm前後のマゴチをゲット。すると、左舷トモの野村さん(大田区)が嬉しいゲストのヒラメを掛けた。大きさは50cm前後と良型だ。ここで第二海堡周りに移動。右舷ミヨシ山崎さんとそのお隣の菊地さんがマゴチを追加してお2人とも3匹に。私も50cm級のヒラメを追加。ここで更にこの日唯一の女性アングラーでマゴチ釣り初挑戦の北野さん(埼玉県越谷市)が50cm級のマゴチを釣り上げた!

右舷前から2番、菊地さんに3匹目が!
右舷ミヨシ、山崎さんの3匹目
右舷胴の間のご夫婦で来ていた北野さんの奥さん、初挑戦で初マゴチしかも50cm級をゲット!
嬉しいゲスト筆頭のヒラメ、左舷トモの野村さん
マゴチとヒラメ、嬉しい釣果だ
バケツの中で吐き出した胃の中身

これからは大型も期待!良い日には数釣りも!

その後、天気予報通り南西の突風が吹いてきた。海面は白く波立っている。船長は、風を避けて富津沖に戻ったが風は更に増していった。左舷大ドモの森田さん(港区)がマゴチを釣り上げた13時頃に早上がり(通常は14時30分頃沖上がり)となった。この日は、35~53cmのマゴチ0~3匹(竿頭2人)。50cm前後のヒラメ船中2匹。この取材の後日には、竿頭8匹で船中44匹にスズキやスミイカ交じりという大漁も記録されている。シーズンはまだ始まったばかり。これからは大型も期待出来る。好調に開幕した“活エビで狙う江戸前のマゴチ釣り”、是非チャレンジして頂きたい。

左舷大ドモの森田さんのマゴチ!
トップの2人。山崎さん(右)と初挑戦で見事竿頭になった菊地さん(左)
「乗船場横の通路で手洗いやトイレ、帰り仕度を調えた

(釣りビジョンAPC・岩見忠弘)

今回利用した釣船
東京都深川『深川 吉野屋』
〒135-0042 東京都江東区木場6-15-11
TEL:03-3644-3562
定休日:毎週火曜日(祝日の場合営業)
詳細情報(釣りビジョン)
深川 吉野屋ホームページ
出船データ
マゴチ乗合
料金=男性9,500円、女性・高校生7,500円、中学生以下5,000円(餌 サイマキ5匹付き)
※餌の追加:1匹500円
出船=7時、沖上がり=14時30分頃
レンタル=貸し道具1セット500円
※詳細はお問い合わせを。
※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。