オフショアマガジン

2019年5月1日号

東京都・足立区の鹿浜橋発、東京湾のシロギス、数型共に期待大!

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“令和”最初の大型連休。ただでさえ「潮干狩りだ」、「バーベキューだ」と混雑必至、渋滞覚悟の海辺エリア。「近場で良いトコないの?」とお嘆きのあなた、ありますよ。東京湾に流れ込む荒川の下流に架かる鹿浜橋から出船の「松陽丸」の釣りをレポートします。

対岸は埼玉県、海の入り口を発見!

「松陽丸」の乗船場所は、荒川・鹿浜橋の上流の河川敷にある。首都高速道路・川口線・鹿浜橋ICを降りてすぐ。1度行けば難しくも何ともないのだが、初めてだと「入って良いの?」と素通りしがちなゲートから河川敷に入って、立て札に従って進むと桟橋がある(船宿のHPに詳しい道案内があるので初めての人は要チェック)。船長の案内に従って車を停め、受付のデスクで乗船名簿に記入、乗船料を支払う。釣り座は先着順なので、乗船したら先行者に声を掛けながら空席を選ぶ。分からなければ遠慮無く船長に声を掛けるのがお勧めだ。上記のことを出船時間までに完了するためには、遅くとも45分前。不慣れな方やのんびり支度したい場合は1時間前には現地に到着しておきたい。

乗船場所は荒川の河川敷に
このゲートが河川敷への入り口
河川敷内には案内看板が
乗船場所の目の前に駐車できる
乗船前に受け付けで乗船料を支払う
釣り座は先着順

釣り場までたっぷり楽しむ東京湾クルーズ!

“スカイツリー”が見おろす荒川を下り、『東京ディズニーランド』や『東京ゲートブリッジ』、“羽田空港”に“風の塔”、“東京湾アクアブリッジ”と、東京湾の観光名所を海から眺めて走ること90分。「松陽丸」は“横浜ベイブリッジ”や“鶴見つばさ橋”を臨む横浜沖、通称“中ノ瀬”に到着。1投目からシロギスを掛けたのは常連の浅井さん(足立区)。竿を2本出せる大ドモ(船尾)で、置き竿には天ビン仕掛け、手持ち竿は胴突き仕掛けで効率よく釣果を伸ばして行く。幸先の良い滑り出しに、船中の意気は俄然高まった。

羽田空港も海から臨むと見え方が違う
東京湾アクアラインの通気口「風の塔」
一投目から好調に釣果を伸ばした浅井さん
船宿仕掛けは“天秤”と“胴突き”の2種
仕掛け図
仕掛け図

良く釣れる、しかも型がいい!

この日に釣った水深は概ね20m前後。アタリも多く、釣れる水深が浅いので魚信が明確で分かり易い。しかも釣れてくるのは主に20cm以上と型も良く、良いこと尽くめな今期のシロギスだが、唯一やっかいなのが、仕掛けや魚に絡みついて上がってくる赤い髪の毛状の物体。実はコレ「アカクラゲ」と呼ばれるクラゲの触手。肌の弱い人は触れただけでミミズ腫れになったり水膨れになることもある。僅かでも指や髪の毛に付着したまま目に触れると驚くほどの激痛なので注意が必要だ。面倒だが「これが付いていると釣れない」と自分に言い聞かせ、タオルや濡れティッシュで丹念に取り除くよう心掛けたい。

このサイズが本当に良く釣れる!
そのうえ型がイイのは特筆だ
アカクラゲの触手は丹念に取り除こう

美味しい“ゲストフィッシュ”も続々!

シロギスの他にも様々な魚が釣れてくる。グイグイ引き込む釣り味もさることながら、釣って直ぐ血抜きをすれば刺し身や塩焼きで美味しいイシモチ(シログチ)。なぜか近頃あまり釣れなくなったメゴチも刺し身や天ぷらにすると非常に美味い。また、煮付けても焼いても美味しく、大型の個体は是非刺し身で食べてみて欲しいマコガレイも上がった。さらに、かなりの数が釣れる小さなハゼ、時に噛みついてくるので“テカミ”とも呼ばれる“イトヒキハゼ(通称・パックンチョ)”は、天ぷらや刺し身にして食べてみると意外と美味しい。小さい上にヌメリも多く手間は掛かるが、1度食べてみれば、釣れてすぐ海へ返してきたこれまでを後悔するだろう。いずれも傷む前に、氷の効いたクーラーボックスへ仕舞って大事に持ち帰ることが大前提なので、釣行前にコンビニ等で氷を買って行くことをお忘れ無く!

イシモチは和名・シログチ
天ぷらや刺し身で美味しいメゴチ
こんな良型のマコガレイも!
実は美味しいイトヒキハゼ

ビギナーからベテランまで楽しめるシロギス釣り!

フットワーク抜群の間門船長

魚の集まるポイントに船を流しながら、オマツリを解いたり、個々の釣り人にアドバイスをする間門陽介船長。この日も「餌のタラシの長さ」や「定期的なハリの交換」、「大きな個体を釣るためのコツ」を釣り人たちに提言していた。そのどれもが、実践するとすぐに釣果として顕れるのも特筆で、釣り方の分からない初心者は勿論、スランプに陥る中級者や、さらに面白みを見つけたい上級者にもお薦めしたい。この日の竿頭は、船中1号を釣った浅井さんの72匹。胴突き仕掛けを投げて誘うのも効果的だが、船下を天ビン仕掛けで静かに釣っても充分数は釣れる。ビギナーからベテランまで、それぞれの楽しみ方を満喫出来るのが印象的な「松陽丸」。奥深い船釣りの醍醐味を、ぐっと身近に感じさせてくれる船宿だ。

タラシの長さが釣果に影響する!
船酔いしにくい半個室のキャビン
ビギナーからベテランまでお薦めの船宿

釣りビジョンAPC・川添法臣

今回利用した釣り船

東京都 鹿浜橋 『松陽丸』
〒123-0864 鹿浜橋上流桟橋
TEL:090-2666-2108
定休日:毎週火曜日
釣果・施設情報 松陽丸 ホームページ

出船データ

シロギス乗合
出船時間:午前6時45分
料金:8,800円(餌付き、氷は持参)
※女性・子供割引あり

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※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。