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大興奮!下田須崎港発のキンメダイ!只今絶好調で大型連発!!

2019年05月01日公開

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キンメダイと言えば、真っ赤な魚体と大きな目が特徴の深海に住む高級魚の代名詞。魅力的な釣り物ではあるが、大掛かりな道具やハリ数の多い仕掛けなど敷居が高いイメージが有る。しかし、静岡県・下田須崎港『番匠高宮丸』では、道具から仕掛けまでがセットで用意されているプランも有り、誰にでも高級魚を狙う事が出来る。

【この記事を書いたライター】山口 充

様々なアクセス方法。夜中走行では動物に注意!

下田須崎港へは、東名高速から西湘バイパス利用、もしくは国道1号線を使うなど様々なアクセスが出来る。伊豆エリアの有料道路は夜間無料で走行出来る。注意したいのが天城峠付近を夜間走行する時に動物が路上にいる場合が有る。特に月明かりが有る時に多い感じがするが、今回もシカが5、6頭のグループを作り数か所で道路上に出て来ていた。イノシシと違い、車を避けたり通過するまで止まったりと慣れている様だが十分注意してほしい。

初めての深場でも安心なシステム

午前3時50分に下田須崎港に集合。小沢長夫船長にポイントを聞いてみると「航程は1時間位かな」と、思ったよりも近い。今回は5人の釣り人が右舷に乗船。4人が中部地区、岐阜や名古屋からの釣り人で釣り仲間との事。1人は若手の常連さんの鈴木さん。この海域でシマアジやアカイカなど色々な釣りを楽しんでいるとの事。船長が釣り座、竿のセットをしてくれ、仕掛けはセットプランが有り、それを利用すると料金内に含まれている。20本バリの仕掛けが投入に使うジグに巻かれ、餌が付いた状態になっていた。オモリは鉄筋を使用。船長の合図で順次投入するのが深場釣りのルール。午前4時過ぎに出船。釣り場の新島沖に向かった。仕掛けは8セット。鈴木さんに聞くと、この海域では11時に納竿。投入は8回と設定されているとの事だった。

 

順番に投入開始

航程約1時間。日の出を見ながらポイントに到着。少し波があるが雰囲気のある海域だ。船長の合図が出てミヨシ(船首)から投入。平山さんの投入が終わると隣の金井さんに合図、金井さんが終わると橋田さん、次に古川さん、そして鈴木さん投入と次々に仕掛けが入るシーンも深場釣りならでは。水深は約500mで着底に数分。その間も船長が船を巧みに流して仕掛けをコントロール。クラッチを切りサミングしながら少しずつ道糸を出す様に指示が出た。1投目はかなりの根回りで根掛りが有った物の古川さんにアタリ。巻き取りの合図が出て、古川さんが巻き取り開始。30m上げた所で隣の金井さんが巻き取り開始と言う様に今回は30mを基準に巻き取りをしていく。巻き取って行くと古川さんの竿のアタリが強くなってくる。「ドキドキしますね」と古川さん。普段はオニカサゴなどの釣りを楽しんでいるが、今回がキンメ釣りは初挑戦との事。先糸が出た所で電動リールが停止。そこから手繰って行くと「おおっ、良い型だ」。キンメがダブル。1匹は見事なサイズのキンメダイ。「いや凄いですね、感動しました」と古川さん。初挑戦の1投目で良型を上げて嬉しそう。

大型が次々に浮上

少しポイントを移動して再スタート。1回目よりは根が少なく、水深も少し浅い。ミヨシから投入。暫くすると4人組のリーダーでもある平山さんにアタリ。続いて金井さん、橋田さん、古川さん、鈴木さんと全員にヒット。当たっても仕掛け回収の合図が出るまではそのままが基本。巻き上げの合図が出ると順番に電動リールのスイッチが入った。暫くすると捨て糸が切れて斜めに仕掛けが上がって来る。海面に赤い魚体が浮上。「凄い!」。綺麗に等間隔で浮いて来るキンメダイは圧巻だ。サイズも良く2kgオーバーが上がって来た。平山さんは7点掛け。「いいね」と嬉しそう。皆さん良型を上げていた。3投目も多点掛け連発。平山さんも「この型が出るからね」と笑顔だ。橋田さんは、餌にアピールを上げる為に様々なベイトや魚皮を持ちこんでいた。良型を上げてご満悦。後半も大型がヒット。2.5kgを超える“ブランドキンメ”も登場。8投目の流しも良型が上がって沖上がりの時間となった。

地元のワサビで…

伊豆半島はワサビが名物。ブランドキンメをそのワサビで頂くのは最高の贅沢。道中、色々な場所でワサビが販売されている。

今回利用した釣り船

静岡県 下田須崎港 『番匠高宮丸』
〒415-0014 静岡県下田市須崎491
TEL:0558-22-0725
定休日:1/1~3、8/14~16 釣果・施設情報 番匠高宮丸 ホームページ

出船データ

キンメダイ船
午前3時50集合※集まり次第出船、時間は船宿確認
乗船料金:1万9,440円~(税込)
乗船料金はポイントやプランにより異なります
     
※記事の掲載内容は公開日時点のものになります。時間経過に伴い、変更が生じる可能性があることをご了承ください。

この記事を書いたライター

山口 充
プロアングラーとしてテレビ出演、企画、撮影、雑誌執筆やカメラマンをこなしながら「旅と釣り」をテーマに日本中を釣り歩く。公益財団法人日本釣振興会神奈川県支部長・普及振興委員会。2016年JGFA・MVPアングラーズアワード受賞。伝統の和竿「横浜竿」を使い、2020年IGFAタチウオ世界記録を獲得。
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