オフショアマガジン

2019年8月1日号

相模湾のフカセ・キハダマグロ、ダイレクトなファイトで大興奮!

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シーズンインしたばかりの相模湾のキハダマグロ。この時期は、フカセ釣りで狙う為、魚の引きもダイレクト。ヒットすればビッグファイトが待っている。大物という部分がフューチャーされがちだが、ベテランと話していると釣りの“基本中の基本”が最も大切な事が判る。神奈川県・葉山あぶずり港『長三朗丸』からフカセで狙うキハダマグロ船に乗った。

横浜横須賀道路・逗子ICから約10分

葉山あぶずり港へは、横浜横須賀道路・逗子ICから約10分。通常の船は船宿前に着くが、キハダマグロ船は駐車場横に着くので受け付けだけ船宿で行う。車の側に船が着くので荷物は持たなくて良いのは嬉しい。駐車場に入ると船宿名を聞かれるので、釣り物と船宿名を告げて指定場所に車を停める。

港駐車場に入り船宿名を告げると駐車場所を案内してくれる
駐車場所の横に船が着くので荷物の移動が少なく嬉しい部分

タックルは至ってシンプル!ルアーマンも挑戦出来る

タックルはフカセ釣り。活きイワシを泳がせる為、イワシに負荷が掛からずフリーに泳がせるタックルとなる。その為、スピニングリール、ルアーロッドがベストマッチ。キャスティング系のルアーロッドで長さが7ft以上。ジギングロッドの場合、我々世代は8ft前後のスピニングジギングタックルを多用していたのだが、近年はショート化されていて中々合う物が無い。リールは大型スピニングで、PE6号が船宿基準。ラインが絡んだり、船底に擦れたりする場合にもマージンを持った太さである。ハリスは16号前後。ナイロンラインかフロロカーボン製となるが、問題はハリとのマッチング。ベテランのハリはヒラマサの13号前後で、硬いハリスだと、チモトの結び締め込みが甘くなる可能性が高いので注意が必要。その部分はベテラン達は好きな銘柄で調整している。

仕掛け図
長さの関係でキャスティングロッドが主流になっている
数本持ち込んで対応している釣り人も多い

基本がそこにある

釣り場迄の道中、常連の中尾さんに話を聞きながらクルージング。「仕掛けはイワシが弱らない様に、特にハリのサイズに拘っています」との事。小バリで太さがあるヒラマサ13号との事。強度と抵抗を考えての事だろう。更に「最近はカン付きのハリが多くなって居ますが、フカセにはマッチしないと思います」と話してくれた。これも頷ける話で、太ハリスを結び易い様になっているが、活きイワシに与える抵抗と重さを考えると、この釣りにはマッチしない。更に、魚と直結に合わせ、ヒットする為に結びの部分、ハリのチモトにハリスが上向きにセットされないとハリが食い込み辛い訳だ。オモリ、天ビンを介す場合や、ルアーの様なトレブルフックともセットが違う。強いて言えば、“基本の魚釣り”に共通している。「マグロを狙うも釣りの基本」。楽しくなってきた。間もなくポイントに到着。活きイワシが配られてスタートすると降っていた雨が止んで晴天に。するとあちらこちらでキハダマグロが跳ねていた。

活きイワシが配られた
ハリの強度と活き餌への負担、ハリスのマッチングがカギになっている
ドラグ性能も重要

ブレイクが多発、ロッドが破損

この釣りは片舷、右舷側が釣り座となる。暫くするとミヨシ(船首)側でヒット。やり取りがし易い様に突き出し、先端の方に移動。その際途中の道具を交わして移動するが、上乗りさんが上手くアテンドしてくれるので指示に従って移動すれば良い。するとトモ(船尾)から3番目に居た高橋さんにもヒット。アテンドされながらミヨシに移動してきた。ラインが出されたり巻き取ったりと一進一退の状況が続く。20分近く経過した時、最初にヒットしたアングラーがブレイク。チモトから切れていた。残念!そして高橋さん。これが長時間のファイトとなり、常連の柳沢さんに交代。1時間経過。途端にあらぬ方向に魚が走りロッドが破損。急遽ラインを手繰り勝負する事になった。こうなれば皆でこの1匹を上げる事に専念。上乗りさんも加勢してなんとか魚が見えた。「これはデカイ!」。そこから更に走られ、やり取りしていたが遂にブレイク。しかし、上がって来ると糸が切れた訳ではなく、ハリが外れてしまっていた。今期は例年よりワンサイズ、ツーサイズ大型が多い感じだ。更に胴の間(中央)の釣り人にヒット。これもハリが飲まれてしまった様でブレイクしてしまった。

船中ファーストヒットは残念ながらブレイク
ハリが飲まれてしまった様だ
高橋さんがビッグファイトしていたが・・
ロッドが破損
皆で手繰ったが残念
ノットや結びは無事だっただけに悔やまれる1匹
【動画】活き餌で狙う!キハダマグロ釣り

22、26、30kgが上がった!!

次にヒットさせたのは常連の柳沢さん。魚の動きに合わせてラインをコントロール。無事キャッチしたのは22kgのキハダマグロ。直ぐに神経締めして鮮度を保持。後半ヒットさせたのは中尾さん。「今日はダメかと思って50m位出したら来ました」との事。「こんな時に…」と呟いていたので、見るとジギング用のショートロッド。想定よりも魚にパワーが有る様でラインのコントロールに苦労していた。「あとどれ位?」と船長。中尾さんが「魚は見えてるよ」と答えた。すると「そこからが近くて遠いんだよな」と船長の言葉に爆笑。しかしながら無事キャッチ。26kgのキハダマグロ。最後に金澤さんにヒット。これがこの日最大の30kgのキハダマグロ。午後1時に沖上がり。上がったのは3匹だったが、別船は7匹。今期のキハダマグロは海水温の関係かパワーが有る。相模湾のパワーゲーム、キハダマグロにチャレンジしてみては如何だろう。

船中1匹目を上げたのは、名人と言われていた柳沢さんが22kg。「今年、外れが無いんですよ」と、流石、無難に上げていた
太った美味しそうなキハダマグロ
鮮度保持で直ぐに神経〆
いいファイトであったが
残念ブレイク
中尾さんにも26kgがヒット。ショートロッドでやり取り
最後は金澤さんにヒット
30kgのキハダマグロ
柳沢さんが帰港して魚を裁いていた。分けて頂き感謝
向かって左から金澤さん、柳沢さん、中尾さん
別船は7匹
トークが楽しかった大船長の栗飯原由巳さん

釣りビジョンAPC・山口充

今回利用した釣り船

神奈川県 葉山あぶずり港 『長三朗丸』
〒240-0112 神奈川県三浦郡葉山町堀内33番地
TEL:090-3349-4882
定休日:第1・3・5木曜
釣果・施設情報 長三朗丸 ホームページ

出船データ

活き餌カツオ・キハダ乗合(予約制)
乗船料金:1万7,000円(餌付き/氷別)
※女性1,000円割引き・高校生以下は2,000円割引き
集合:出船30分~1時間前 出船:午前6時

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※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。