オフショアマガジン

2019年12月1日号

茨城県・鹿島沖のヒラメ、12/1全面解禁、数型共に期待大!!

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茨城県のヒラメ釣りは11月1日に波崎~鹿島エリアが先行して解禁、12月1日から大洗~日立エリアが解禁して“全面解禁”となる。解禁初日には8.5kg。その1週間後には10kg級が上がるなど、開幕早々大物ラッシュに沸く鹿島沖。全面解禁を待ち切れず、鹿島新港『桜井丸』に出掛けた。

都心から2時間弱、意外と近い鹿島新港

茨城県・鹿島港は、東関東自動車道・潮来ICから20分弱。「桜井丸」が出船する“新港”は、隣接する『茨城県栽培漁業協会』を目印にすると分かり易い。「関係者以外立入禁止」の看板とゲートがあるので、その小道を入って遊漁船の案内看板に従って進むと『桜井丸』の受付棟に辿り着く。付近に車を停めれば船着場の桟橋が目の前なので大変便利だ。まずは船着場にある座席表から番号の書かれたキャップを外して釣り座を確保。カウンターで乗船料の支払いと乗船名簿の記入をする際に、キャップは回収される。受付棟の前に氷箱があるので、各自スコップでクーラーボックスに氷を詰めて乗船となる。出船前の気温は13度。受付棟内ではストーブが焚かれていた。日中は暖く海水温も高い今シーズンだが、日の出前は冬用のウエアで丁度良い。空が白み始める午前5時15分、満月を背に「第27桜井丸」は出港した。

着いたらまず座席番号キャップの確保
受付カウンターで名簿の記入と支払い
仕掛けも受付時に購入しておくと吉
氷は店先の氷箱から各自クーラーへ
船着場は乗下船が楽な浮桟橋
出船は夜明け前、キャビンで暖を取る

8時45分、全員キャッチ!の魚影の濃さ

風の割に穏やかな海を走ること40分弱。朝焼けの立つ釣り場に到着。水深37mの漁礁周り。最初の魚信は左舷ミヨシ(船首)から2番目、貸し竿で挑戦の森岡さん(荒川区)に来た。その後も釣り座を問わず、船中のあちらこちらでヒラメが取り込まれ、上乗りの浩二さんもタモ入れに大忙し。「まずはヒラメを獲って、(釣り人の)気持ちに余裕が出来てから型の良いのを狙う」と語る船長。その狙い通り、陽が高くなるにつれ1.5~2kg級の良型が取り込まれた。次は誰の竿に来るかと期待に漲るなか、森岡さんの竿先が海面に突き刺さった。強めの貸し竿を大いに曲げて獲り込まれたのは80cm、4kgの座蒲団サイズ。その後、ツブ根の一つひとつを攻略して船中全員がヒラメを手にしたのは、まだまだ序盤の8時45分。この時点で多い人は5匹のヒラメをキープしていた。さらには水深25mの浅場で3.6kgの良型が取り込まれるなど、この海域の魚影の濃さと型の良さを推し量るには充分な釣れっぷり。アタリも多く、鹿島灘のポテンシャルにはつくづく驚かされた。

日が高くなるにつれ良型が取り込まれた
貸竿で80cmの座蒲団サイズゲット
浅場でも3.6kgの良型が取り込まれた
【動画】ニクアツで激アツ!ヒラメ釣り

美味しい“ゲスト・フィッシュ”たち

活きイワシの泳がせ釣りで口を使って来るのはヒラメだけではない。胴調子の竿を気持ちよく引き絞るイナダやワラサ。しっかりハリ掛かりさせればハリス切れをせず取り込めるサワラ。取材日にはオオニベやマダコという珍客も取り込まれたが、そのどれもがこれからの時期に美味しくなるモノばかり。特にイナダやワラサは、コマセ釣りで獲れる魚とはひと味違うので、血抜きなどの処置の後、氷漬けにして大事に持ち帰ることをお勧めする。また、この日には出なかったが、漁礁周りでは型の良いマハタも釣れるとのこと。

釣り味も素晴らしいイナダ
この日はワラササイズも飛び出した
なかなかのサイズのサワラも上がった
鹿島沖では珍しいオオニベ
美味しいサイズのマダコも
魚のコンディションの良さも魅力だ

船長に訊くヒラメ釣りの「コツ」

釣り人の釣れ方や道糸の角度を見て、ドテラ流し(横流し)から縦流しと様々なアプローチで釣果を伸ばした桜井正雄船長。この時期のヒラメ釣りにおけるコツを訊いた。「今は平場じゃなくて根のキツい所じゃないと(魚が)掛からないので、仕掛けやオモリは多めに用意した方が良いですね。数が釣りたい人は、ステ糸を30cm位に短くした方がアタリも良く取れます」とのこと。また、釣り座に余裕のある19tの大型船ならではなのだが、潮が流れていない時はノーマルタックルでもオモリ60号で釣りが出来るとのことで、根回りの手持ち釣りも楽ちんだ。オモリの号数は出来得る限り幅広く船に持ち込んで、船長と相談しながら選択するのが得策だろう。

桜井正雄船長と上乗りの島田浩二さん
親バリは上顎、孫バリは背ビレ付近に
仕掛け図

数狙いも型狙いも、今期の鹿島は期待大!

かくして、竿頭はヒラメ7匹が2人で船中59匹。最大4kg、次点3.6kgと数型共に大満足。クーラーボックス内の魚種も多彩で、皆さん笑顔での沖上がりとなった。後日には浅場の濁りが取れて依然好釣果をキープしている。12月1日には全面解禁で更に釣り場が拡がり、今後はイワシの南下でサイズも味覚も益々アップする鹿島灘のヒラメ釣り。アタリも多く、ヒラメのコンデションも上々なので、これからヒラメ釣りを始めたいビギナーには勿論、令和元年のヒラメ釣りに満足できていないベテラン釣り師の方々にも、今期の鹿島は自信を持ってお薦めしたい。

ヒラメ7匹で竿頭
同じく7匹で竿頭、最大魚は3.6kg
この日の船中最大魚は4kg
帰港後には昼食のサービス
帰着後に氷の追加が出来るのも嬉しい
ゆったりと釣りを満喫できる船宿

釣りビジョンAPC・川添法臣

今回利用した釣り船

茨城県 鹿島新港 『桜井丸』
〒314-0012 茨城県鹿嶋市平井2289
TEL:0299-69-6932
釣果・施設情報 桜井丸 ホームページ

出船データ

ヒラメ乗合(予約制)
集合時間:午前5時までに(変動あり、予約時に確認を)
出船時間:午前5時15分
乗合船料金:1万3,200円(氷・活き餌・昼食付き)
レンタルタックル:手巻き1,000円(予約時に確認を)

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